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旭化成 AKM AK4499EX 発表 AK4499EQと比較しての違いは?

DAC

AK4499EX 旭化成エレクトロニクス(AKM)新フラッグシップDACチップ

旭化成エレクトロニクス(AKM)は、VELVET SOUND|VERITAブランドより、デジタル・アナログ完全セパレートソリューション向けに新設計した新フラッグシップDAC「AK4499EX」を発表。2022年第2四半期よりサンプル出荷を開始し、第3四半期に量産品を販売開始する見込み。

「AK4499EQ」をさらに向上させた後継チップ「AK4499EX」

世界最高クラスのノイズ特性とTHD特性を誇っていた従来品「AK4499EQ」をさらに向上させた新チップ。

「AK4499EX」は「AK4499EQ」を超える世界最高クラスのアナログ特性を謳います

製造プロセス因のノイズを抑制する新開発の「DWA ROUTINGテクノロジー」により、「AK4499EQ」を超える世界最高クラスのアナログ特性を実現したと謳っています。

「AK4499EX」のSN比は135dB、THDは-124dB。従来フラッグシップの「AK4499EQ]
はSN比が134dB、THDが-124dBでした。

「AK4191」併用で最大1,536kHz/64bitまでのPCMとDSD 44.8MHzに対応

「AK4191」と併用すると、最大1,536kHz/64bitまでのPCMとDSD 44.8MHzの“超ハイレゾ音源”を再生可能。またAK4191に搭載された新機能「非同期動作モード」により、デジタル部とアナログ部のクロックを完全に分離することも可能。2チップソリューションにより、低ジッタークロックを用いた高精度なD/A変換も実現するとしています。チャンネル数は2ch。

あらゆる方面から聴感上のSN感を進化させたといい、微細な情報まですべてを余すことなく再現。「まるでそこにいるかのような音」を実現したとしており、単に、数値の向上だけでなく、DACチップではもっとも大事と言える、聴感上の音質の向上をアピールしています。聴感上の音質については、測定不能な領域も関係していると考えられ、なかなか難しいところではありますが、基本的にはより生の音に近づくように旭化成だけでなく、各社、持続的に努力している要素です。

「AK4499EQ」の内容はどうだった?

以下に「VERITA AK4499EQ」の内容を、発表当時(19年1月)の時点での数値と位置づけでご紹介。今回新発売となり、「VERITA AK4499EQ」と置き換えになる新フラッグシップDACチップ、「AK4499EX」と比較しての違いを知るのに役立ててみてください。

「VERITA AK4499EQ」は、AKMのオーディオDACシリーズの最上位チップ(19年1月時点)。AKM初の電流出力方式を採用(従来は電圧出力)。-124dBの低歪みのほか、ダイナミックレンジやSN比もモノラルモード時140dBを実現し、世界最高クラスの特性値(19年1月時点)を謳っていました(ステレオモード時は137dB)。’19年1月よりサンプル出荷、5月からの販売開始。

「AK4499EQ」AKM初の電流出力方式を採用(従来は電圧出力)。電流出力方式に最適化したローディストーションテクノロジーにより低歪-124dBを達成。また、DR・SN比についてもモノラルモード時140dBを実現し、世界最高クラスの特性値を謳っていました。

それまでのフラッグシップDAC「AK4497」同様に、電気的な余裕度と低域ノイズを大幅に改善した自社オーディオ専用LSIプロセスを採用。情報量と力強さを追求した高音質を実現するとしていました。

チャンネル数は4chで、768kHz/32bitに対応。DSD入力は22.4kHz。サウンドカラーフィルターは6種類搭載し、消費電力は667mW。パッケージは128-pin HTQFP。

両チップにはスペック以外にもそれなりの違いが

「AK4499EX」は1チップで2ch、「AK4499EQ」は1チップで4ch、「AK4499EX」は対応スペックは上がっているものの、「AK4191」との併用を考慮するのが前提など、いろいろと違いがあります。

以下のツィートも参考にしてみてください。

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