TCL C845シリーズ ミニLED+量子ドット採用の4Kチューナーレステレビ
TCL JAPAN ELECTRONICSは、4K液晶テレビ・3シリーズ12機種を2023年5月18日より順次発売します。ラインナップは、ミニLEDバックライトを搭載し、リフレッシュレート144HzまでのVRRをサポートする最上位「C845」シリーズ、量子ドット技術採用「C645」シリーズ、スタンダード「P745」シリーズ。各機種と店頭予想価格は以下の通りです。
C845シリーズ
65型「65C845」 30万円前後
55型「55C845」 20万円前後
C645シリーズ
75型「75C645」 17万円前後
65型「65C645」 12万円前後
55型「55C645」 10万円前後
50型「50C645」 9万円前後
43型「43C645」 8万円前後
P745シリーズ
75型「75P745」 15万円前後
65型「65P745」 11万円前後
55型「55P745」 9万円前後
50型「50P745」 8万円前後
43型「43P745」 7万円前後
なかでも驚きなのは、3シリーズ中最上位で、TCLの4Kテレビでは国内最上位のラインナップともなるC845シリーズ。
ミニLED+量子ドット採用で、リフレッシュレート144HzまでのVRRをサポートするという4K液晶テレビのハイクラスモデルに相応しい装備です。
しかし、驚きなのはこの内容で、C845シリーズはなんとTV放送用のチューナーを内蔵していません。一方、Android OSは搭載している(Google TV)ので、モニターではなくいわゆるチューナーレステレビ、あるいはスマートテレビといったジャンルになります。
TCL C845シリーズのおもな仕様
TCL 4Kテレビ C845 シリーズのおもな仕様
仕様 | 値 |
---|---|
画面サイズ | 65インチ、55インチ |
解像度 | 3840×2160(4K UHD) |
映像エンジン | Algo Engine Max Ⅱ |
バックライト・パネル | Mini LED・量子ドット・VAパネル |
スマートテレビ | Google TV |
ネットワーク | 有線LAN、無線LAN(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0 |
接続端子 | HDMI端子4、USB端子2、コンポーネント入力、LAN端子、ヘッドホン出力 |
視聴距離 | 1.5メートル(4K) |
消費電力 | 165ワット(65インチ)、140ワット(55インチ) |
待機時消費電力 | 0.5ワット |
リモコン | 音声操作対応 |
音声実用最大出力 | 合計60W |
スピーカー | 2WAY+サブウーファー |
入力対応音声フォーマット | DTS-HD、Dolby Digital Plus、Dolby Atmos |
チューナー | 地上波/BS/CSチューナー非内蔵 |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 1457×845×237ミリメートル(65インチ)、1237×726×237ミリメートル(55インチ) |
重量 | 24.7キログラム(65インチ)、19.2キログラム(55インチ) |
輝度 | 非公表 |
コントラスト比 | 6,000:1(55インチ)、7000:1(65インチ) |
応答時間 | 6.5ミリ秒(55インチ)、8.5ミリ秒(65インチ) |
リフレッシュレート | 144Hz VRR対応 |
HDR | HDR10、HLG、Dolby Vision IQ、 |
ゲームモード | ゲームモード、AMD FreeSync Premium Pro VRR/ALLM/ゲームアシスタント(DLG 240Hz) |
ブルーライトフィルター | ブルーライトフィルター |
消費電力 | 165ワット(65インチ)、140ワット(55インチ) |
年間消費電力量 | 244キロワット時(65インチ)、214キロワット時(55インチ) |
省エネ基準達成率 | 1.00 |
エネルギー消費効率 | 1.97W/m²(65インチ)、1.70W/m²(55インチ) |
付属品 | リモコン、電源コード、スタンド、取扱説明書 |
保証期間 | 1年間 |
チューナーレステレビ・スマートテレビの4K対応機の大型・ハイクラス機は珍しい
チューナーレステレビ・スマートテレビの4K対応機は、ほとんどが低価格帯の(具体的には4万円前後)ものであり、本機のようなミニLED+量子ドット採用とかハイリフレッシュレート(倍速駆動)対応のモデルはほとんど記憶にありません。65型のような大型モデルもあまりないような感じです(オリオンから65型・75型モデルが出ていました)。
狙いとしては、チューナーレスにすることで少しでも安くするということなのでしょうか?TCLはコスパの高さで日本のユーザーにも知られていますし。
NHKに受信料を払いたくないからなどの理由でチューナーレステレビを探しているものの、チューナーレステレビは安物ばかりで大画面もないと嘆いている向きには福音となる製品でしょう。
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