オリンピックの延期で4Kテレビの価格は下がり気味?
オリンピックの延期で、家電メーカーが見込んでいた4Kテレビの需要が減ってしまったというニュースがいくつも見られるようになってきました。
4Kテレビの売り上げが落ち込んでいるかはよくわからないところがありますが、メーカーがオリンピックを見込んで続々と春から夏にかけて自慢の新製品を投入して夏までに売上を伸ばそうという目論見は外れてしまった印象はあります。となると、旧モデルの在庫もあり、4Kテレビの実売価格は全体に下がってきているようです。
その流れの中で、格安4Kテレビの価格も下がっているというニュース記事が出ています。
具体的には、アグレクションというメーカーの「superbe SU-TV4304K」という43型の4K対応テレビが3万円を切る実売29,800円で買えるようになったという記事です。
実はこの製品に限らないかもしれませんが、コロナ騒動が始まってから4Kテレビの価格は下落し続けていたわけではありません。オリンピック需要はなくなりましたが、一方では外出自粛による「巣ごもり消費」が増え、自宅でテレビを見る需要は増えたためなのか、少なくともこの製品に関してはコロナ騒動前の2019年11月には最低実売価格が約26,000円だったところ、コロナ騒動以降値を上げ、5月初旬には32,500円まで上昇していました。
ところが、「巣ごもり消費」ひと段落したのか、そのピークのあと、緩やかに下降を続け、6月中旬には29,800円まで下がっているのが現状です。
この感じですと、やはりオリンピックが延期の影響で、テレビの価格は全体に低調傾向は続きそうな気がします。
ニュースで取り上げられた「superbe SU-TV4304K」は最安クラスの4K対応テレビ
テレビ業界全体の動きはさておき、ニュースで取り上げられたことで注目されそうな「superbe SU-TV4304K」は、4K対応テレビとして、価格コムの最低価格が一番安いモデルです。おそらくそのために取り上げられたのでしょう。それも実売価格が3万円を切って、「2万円台に値下がり」という見出しを使えるようになるのを待って。
つまり、2020年6月中旬現在、国内で普通に新品購入できる4K対応テレビで最も安いのが「superbe SU-TV4304K」です。
これからとにかく4K対応テレビを安く買いたい人は、「superbe SU-TV4304K」を購入なさるのがよいでしょう。
なお、本製品は4Kチューナー(BS/CS)を内蔵しておらず、いわゆる4Kテレビではなく、「4K対応テレビ」となることに注意してください。
シンプルですが、最低限の機能は搭載していると言えるでしょう
スペックについては、地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2のチューナーを内蔵し、外付けのUSB-HDDを接続しての録画(裏禄対応)が可能。HDMI入力端子ver.2.0×4(ARC・CEC対応)を搭載。別売りの壁掛け金具(200×200mm)を使用すれば、壁掛けも可能。リモコン付属。
幅x高さx奥行:974.5×620.3x209mm。重量:9.4 kg
とまあ、シンプルですが、最低限の機能は搭載していると言えるでしょう。さすがにHDRは非対応です。パネルはVAのようです。
4K配信対応のストリーミングデバイスや、PCとの接続でネットの4K動画を楽しむ用途にもよさそうです。4K解像度の格安PCモニターとして買っている人も多いようです。ゲーム用のモニターとしては遅延が結構あるようなので注意してください(4K対応テレビ+Agrexsione)。
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