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Audeze MM-500 レビュー・音質情報 LCD-5 比較・違いにも注目

ヘッドホン

Audeze MM-500 平面磁界型ヘッドホン 約33万円

完実電気は、同社が取り扱うAudeze(オーデジー)ブランドの平面磁界型ヘッドホン「MM-500」を2022年10月7日に発売。オープン価格で税込33万円前後での実売が予想。

グラミー賞を11回受賞したエンジニア、Manny Marroquin(マニー・マロキン)氏 全面監修のもと開発されたという平面磁界型ヘッドホン。オーバーイヤー開放型構造を採用。

製造は既存モデルの「LCD-5」や「LCD-X/XC」と同様、北米カリフォルニア州オレンジカウンティ―の本社工場にて手作りで組み上げられているのもポイント。

独自技術の「Uniform Voice Coil」をさらに進化させた、「Ultra-Thin Uniforce Voice Coil」を新たに搭載。

振動板のサイズは90mmで、Fazorテクノロジーを搭載したウェーブガイドやFluxorマグネット構造を採用。

本体質量495g。イヤーパッドは本革製。ヘッドバンドにはアルミ削り出しの素材を使用しています。

周波数特性は5Hz – 50kHzで、感度が100dB / 1mW、インピーダンスが18Ω。最大出力は130dB以上で、最大入力は5W RMS、最小入力が100mW以上、推奨入力レベルが250mW以上。

付属ケーブルはφ6.3mm 金メッキステレオ標準プラグで長さは2.5m。アルミニウムケースも付属。

ケンドリック・ラマーのアルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』のミックス作業時にも使用されたというヘッドホンであり、マニー・マロキン氏は「自分のスタジオのメインモニタースピーカーと同じ、信頼性を感じている」「時間、場所問わずスタジオクオリティーが入手できる」「他の機材同様スタジオには欠かせない重要な機材だ」とコメントしており、メーカーが謳う音質傾向としてはプロ用のモニターヘッドホン、それも高度な品位を志向していることがうかがえます。

9月18日に開催された「秋のヘッドフォン祭2022」で参考展示されており、ここでの試聴レビューも含めて、レビュー情報を紹介します。

Audeze MM-500 レビューサイト情報

【音質レビュー】AUDEZE MM-500はひとあじ違う平面磁界型ヘッドホン
平面磁界型ドライバーにこだわるAUDEZEから新たに平面磁界型ヘッドホン「MM-500」が発売となりました。従来のLCDシリーズとは異なる名称がつけられた「MM-500」を詳しい解説と併せて音質レビューをお届けします。
レビュー Audeze「MM-500」開放型ヘッドフォンの最高峰 | スタジオ翁
最近ミキシングでよく使っている、Audezeの新作ヘッドフォン「MM-500」のレビューです。 Audezeといえば「LCD-5」などの超高級マスタリング用ヘッドフォンを販売しているメーカーですが、そのAudezeが手頃に購入できるミキシン
MM-500 専門店スタッフレビュー / e☆イヤホン
イヤホン・ヘッドホンの専門店e☆イヤホンのスタッフによる製品レビュー

Audeze MM-500 レビュー(ツイッター)

Audeze MM-500 各種レビューから読み取れる傾向

音楽制作時のミキシング用ヘッドホンとして、また、既存モデルの「LCD-5」よりも手ごろな価格ということで作られたヘッドホンであり、レビュアーも実際にプロとしてミキシングを行う方が行っているサイトもあり、参考になります。

音質は、開放型らしい空間の広がりと、モニター向けの定位の良さをしっかりと備えつつ、開放型らしからぬ低音の豊かさを有しているようです。ただ、音域バランスや音の質感表現なのか、モニターライクではないという感想が複数ありリスニング寄りの傾向があるようです。

「LCD-5」との比較でもこれはこれで十分に納得できる領域にはあるようです。それでも30万円超のヘッドホンですから大変なものですが。よりモニターライクなフラットさや、開放型的な空間の広さを求めると「LCD-5」に分があるようで、このあたりが差というか違いのようです。

難点はヘッドホンの重さや側圧は結構感じるようで、ヘッドホンリスニングが好きで、ヘッドホンの重さや側圧は気にならないか我慢できる人であることは必要かもしれません。

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