中国のCayinがDAP新モデル・N8iiを開発中であると発表しました。
型番どおり従来モデル・N8の後継機のようです。
現時点で判明している特徴を列記すると、
・デュアルNutube 6P1・フルバランス・デュアルトーンモード
・デュアル電圧・デュアルパワー出力モード
・デュアル電流出力型DACチップ(ポータブルDAPとして初採用のもの)
・5インチOLEDスクリーン
となっており、とくにN8との違いとして注目されるのは、従来から搭載していた真空管Nutube 6P1がM8の1基から2基に増強。これにより、N8では真空管モード時には不可だった、フルバランス駆動が可能になること。
また、ポータブルDAPとして初採用されるDACチップも注目です。まだ具体的な型番もメーカーも不明ですが、ローム社のBD34301EKVではないかと予想する人もいます。旭化成のDACチップが使えないことも関係しているのでしょう。
Astell & Kernからも真空管モード時にバランス駆動できるDAP「A&ultima SP2000T」が発表されたばかり。
2021年後半は真空管モードでもバランス駆動ができるDAPがトレンドになるのでしょうか。