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Google Chromecast with Google TV 各種レビュー・感想からの考察

ストリーミングデバイス

「Chromecast with Google TV」が11月25日に国内発売

Googleが発売するGoogle TV搭載のストリーミングデバイス「Chromecast with Google TV」が11月25日に国内発売されました。価格は7,600円(税込)。

「Chromecast with Google TV」の内容・特徴

Google TV機能を初搭載したストリーミングデバイスというのが最大のポイントですが、4K映像や各種サラウンド規格に対応するハイスペック、リモコン搭載の利便性など、最新モデルとして総合力を高めていることと、内容に比べて価格が安いというコスパの高さから、ライバルとなるAmazon Fire Stick 4Kなどとの比較も含めて、非常に注目される一台となっています。

これまでの同社製ストリーミングデバイスでは「Chromecast Ultra」が最上位でした。「Chromecast Ultra」では4K/HDR10/Dolby Vision対応となっていましたが、これに加えてHDR10+とDolby Atmosにも対応。映像と音声の両面で過不足のない規格対応となっています。

これまでの「Chromecast」シリーズはスマホからのキャストを前提としていたため、ホーム画面がありませんでした。本機ではホーム画面が利用できるようになり、リモコンも追加。デバイス単体だけでも映像を楽しめるようになったのも大きなポイントです。

また、本機から新たに搭載される「Google TV」機能の大きな特徴は各種サブスクリプションサービスを横断してコンテンツを検索できることです。

NetflixとAmazon Prime Videoなど、複数のサブスクサービスを契約しているユーザーにとってありがたい機能です。主要なサブスクサービスは網羅しており、Spotifyやdeezerといった音楽サービスにも対応しています。

もちろん、Googleアシスタントを搭載しており、音声による操作や検索も可能です。

発売前後の大手AVニュースサイトによるレビュー記事

発売前後には大手のAVニュースサイトが一斉に使用レビュー記事を配信しています。一般性、汎用性の高い機器であり、当然ではありましょう。

新ChromecastはYouTubeもネトフリも使いやすい。リモコンがイイ
https://www.watch.impress.co.jp/docs/review/review/1290735.html

「Chromecast with Google TV」レビュー! 新設計のホーム画面とリモコンで動画視聴が快適に
https://news.mynavi.jp/article/20201123-1519314/

観たい動画が集まる、グーグルの新「Chromecast with Google TV」レビュー
https://news.mynavi.jp/article/20201123-1519314/

「Chromecast with Google TV」使用レポート。新プラットフォーム「Google TV」の実力は?
https://www.phileweb.com/review/article/202011/25/4091.html

上記のAV系ニュースサイトのレビュー記事ではおおむね、セットアップの簡単さ、リモコンの使いやすさ、本体の反応のよさ、新設計のホーム画面の見やすさ、「Google TV」の使いやすさ、そして、画質・音質のよさなど、非常に好感触の内容が並びます

実際にその通りだと思える完成度の高い製品のようです。

大手AVニュースサイトによるレビュー記事を読んで気になった点

ただ、これらのレビューを見ると、いくつか気になる点もあります

まず、第一に、初期セットアップにはAndroid、またはiOS/iPadOSを搭載するモバイル端末が必要であることが前提です。自分で買うのではなく、人にプレゼントする場合など、この前提にはくれぐれも注意しましょう。また、電源はUSB給電ではなくコンセント給電です。

動画のサブスクサービスを切り替えて立ち上げる時にも待ち時間がほとんどない、というFire TV系に比べても大きい利便性がありますが、なぜかAmazon Prime Videoは、他のサービスを起動すると再度のアプリ立ち上げが必要となるそうで、この部分での待ち時間が少し発生してしまうようです。

動画のサブスクサービスごとにも使いやすさに若干の差があり、もっとも使いやすいのが「YouTube」で次にリモコンにも専用ボタンのある「Netflix」の2つが使いやすいようです。

サブスクサービスも豊富に使えるといっても、たとえば2020年春に始まった、NHKの番組をインターネット経由で視聴できる「NHKプラス」のアプリは使用できません。

コンテンツのおすすめ機能については、課金が必要なコンテンツも含まれるうえ、その見分けが付きにくいようです。

ペアレンタルコントロールが無く、子供が勝手に使えてしまうのも現状です。

また、4Kテレビに接続する際は、手動で4K/30pに設定変更する必要があります。初期設定は1080pとなっているためです。加えて、Netflixなどの24pコンテンツを再生する際、自動的に24p出力する機能には対応していません。映画ソースに多い24pコンテンツと、それ以外の一般的なビデオ素材を意識せずに切り替えて再生する人は注意が必要かもしれません。この点では自動で切り替えしてくれるFire TV系とApple TVのほうが優れています。

なお、NetflixはFire TVでも24p出力に対応しておらず、Apple TV 4Kは24p出力対応です。

以上の気になる点は発売当初のものであり、今後、アップデートなどで改善される可能性もあることにも留意してください

購入者のレビュー・感想の傾向

では、実際の購入者の方々の感想はどうでしょう。これもニュースサイトでのレビューとだいたい同じような感触で、リモコンやホーム画面、Google TVの使いやすさを評価する向きが多いです。細かな気になる点があるのも確かですが、発売直後にしては上出来という感じでしょうか。

購入者のレビューでは「torne」の使用可否について注目している人が一定数いるようです。どうやら「torne」はSDでは何とか使えるもののHDでは厳しいというのが現状のようです

Fire TV Stick 4Kと比較しての選択ポイントを簡単に

Fire TV Stick 4Kが目下の比較対象と考えられますが、Amazon Prime Video中心にサブスクを観る人や、24pコンテンツの自動出力切替えを重視するならFire TV Stick 4Kでいいようです。

一方、YouTube中心にいろいろなサブスクサービスを4K出力のフレームレート固定で使うならChromecast with Google TVのほうがレスポンスの早さなどから優れているような感じです。

ただ、現在Fire TV Stick 4Kを使っている人がただちに買い替えるほどかは微妙かもしれません(ストリーミングデバイス+Google)。

購入者のレビュー・感想(ツイッター)

購入者のレビュー・感想(2chまとめ)

Google Chromecast with Google TV 発売!購入者のレビュー・感想は? : 音響のまとめ
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