※当サイトはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、Yahoo!ショッピングなどの各種アフィリエイトプログラムに参加しています。記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されます。
※当サイトはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、Yahoo!ショッピングなどの各種アフィリエイトプログラムに参加しています。記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が当サイトに還元されます。

COWON PLENUE R2 個性派DAP?PLENUE Rと比較しての違いは?

COWON(コウォン)のハイレゾDAPの新モデル・「PLENUE R2」

韓国のCOWON(コウォン)はハイレゾDAPの新モデル・「PLENUE R2」を2020年1月17日に約7万円で日本国内発売します。2017年に発売した「PLENUE R」の後継機。バランス接続対応ながら、ロングバッテリー、多彩な音質調整機能などの特徴を持ちます。

韓国のCOWON(コウォン)はハイレゾDAPの新モデルで、「PLENUEシリーズ」に属する「PLENUE R2」を2020年1月17日に日本国内発売します。オープン価格で69,800円前後での実売が予想されます。

先代モデル・「PLENUE R」と比較してのおもな違い

2017年に発売した「PLENUE R」の後継機。DXD(352.8/384kHz)とDSD256(11.2MHz)のネイティブ再生に対応するなど、内容を強化しています。

外形寸法は61.55W×112.9H×13.9Dmmで、質量が154g。サイズと重量は全く同じ。

「PLENUE R」はPLENUEシリーズ初のBluetooth送信対応モデルでしたが、本機も対応コーデックはSBC/AAC/aptXと前機種同様ですが、アンテナ配置や回路設計の見直しによって接続安定性が向上しているとしています。

DACチップは先代モデルがTI製のPCM5242だったところから、今回はシーラス・ロジックの「CS43131」 を2基搭載したデュアルDAC構成に変更。新たにDSD 11.2MHz音源のネイティブ再生に対応したほか、PCMファイルも192kHz/24bit対応から384kHz/32bit対応へスペックアップしています。

イヤホン端子は引き続き3.5mmステレオミニと2.5mmバランス出力端子を装備。最大出力も前機種が1.4Vrms(アンバランス時)/1.6Vrms(バランス時)だったところから、2.0Vrms(アンバランス時)/4.0Vrms(バランス時)に強化。

SN比も前機種がアンバランス/バランスともに123dBだったところから、130dB(アンバランス)/136dB(バランス)に、THD+Nも0.001%(アンバランス/バランスとも)から0.0004%(アンバランス)/0.0005%(バランス)に向上しています。

「PLENUEシリーズ」ならではのロングバッテリーと多彩な音質調整機能が際立つ個性

低電力回路設計と高効率バッテリーの搭載によって、最大20時間駆動(有線イヤホン接続/MP3再生時)に対応。FLACファイル再生時は最大約18.5時間再生が行えます。いずれもRからすると、2~3時間程度伸びています。充電用端子は新たにUSB Type-Cを採用。汎用性が高まっています。

「PLENUEシリーズ」というと、以前からロングバッテリーが特徴のDAPで、その点ではソニーのウォークマンと双璧。現在も、バランス接続対応のハイレゾDAPの多くが、本機ほどのバッテリー持ちは備えていません。ソニーのNW-ZX507がほぼ同じというくらいです。

バッテリー持ちを重視すると、ヘッドホンアンプ出力が弱くなりやすい弱点がありますが、R2では出力をアップさせながら、バッテリー持ちも向上と、かなりの改善と言えます。また、ソニーは省電力優先のためか、他ではあまり採用例のないデジタルアンプとなっており、この点がDAP愛好家の中にはひっかかる向きもあるようですが、「PLENUEシリーズ」はアナログアンプ。

ですから、ロングバッテリーでアナログアンプとなると「PLENUEシリーズ」が有力な選択肢となります。

また、10バンドEQ Filterや50種類のレファレンスプリセットなどによる独自の音質調整機能「JetEffect 7」および「BBE+」も先代から引き続き搭載。音質重視DAPでは嫌われることも多い、音質調整やイコライザーの類も「PLENUEシリーズ」は以前から積極的。音をいろいろ変化させたいユーザーにうってつけです。

さらに、特筆点として、JetEffect 7はBluetooth出力時にも「JetEffect Bluetooth」として利用できることが挙げられます。

Bluetooth送信に対応するDAPはいまやほとんどですが、DAP内で行う音質調整を反映したBluetooth出力が行えるDAPは「PLENUEシリーズ」くらい。この機能にこだわるなら「PLENUEシリーズ」一択です。

惜しい点

このように、競合他社の同クラス機にはない特徴を備えているPLENUE R2は、十分に存在感を示せるモデルです。

では、逆に他のDAPに負けている点とすれば、OSでしょうか。最新のDAPの多くがハイレゾストリーミングへの対応を念頭に、こぞって、Android OSを搭載してきていますが、本機はlinuxベースの独自組み込みOSなので、他のAndroid DAPのような後付けの機能強化やストリーミングへの対応は困難です。

また、バランス接続が4.4mm径でないことを残念がるDAP愛好家もいます。

このあたりへの対応は今後、なされるでしょうか。

このような惜しい点が気にならないのであれば、用途によっては非常に優秀なDAPであると思います。DAPをコレクションしているような方にとっては、個性がはっきりしているDAPとして、収集する価値は大いにあるでしょう(DAP+COWON)。

コメント