HiBy R5 Gen2 Android搭載DAPの新モデル
中国のHiBy(ハイビー)が、Android搭載DAPの新モデル「R5 Gen2」を発表しました。
新世代へと進化したR5Gen2が2022年4月にデビュー予定です!
詳しい続報をお待ちください! pic.twitter.com/KxrMvOJSAy— HiByMusic Japan (@hibymusic_jp) March 30, 2022
HiBy R5 Gen2は、アンプ回路にディスクリート出力段を採用することで増幅出力のTHDを低減、優れた電流出力と可変負荷に対する優れた制御性を実現し圧倒的な臨場感をご提供します。A級アンプ・モードを有効にすることで、クラス最高のオーディオパフォーマンスをお楽しみ頂けます! pic.twitter.com/EjPx586lBR
— HiByMusic Japan (@hibymusic_jp) April 6, 2022
2021年に税込み実売約4.5万円で発売された「R5 Saber」の後継機となるようですが、内容は全く変わっています。
A級ディスクリート・バランス・ヘッドホンアンプを搭載
搭載DACチップがシーラスロジック製「CS43198」からESS製の「ES9219C」に変わっていることに加え、「R5 Saber」では全く対応していなかった、純A級のヘッドホンアンプに変わっています。構成はディスクリート。フルバランス設計。イヤホン出力は4.4mm対応。
この構成で35時間のロングバッテリーは驚き
純A級ヘッドホンアンプを搭載したDAP自体はこれまでにもそこそこあり、それほど驚きではありませんが、「R5 Gen2」ではじつに最大35時間のロングバッテリーを標ぼうしているのは驚き。
純A級ヘッドホンアンプというと、一般的に消費電力が多く、10時間を超えるバッテリー性能というのはあまり例がないのではないでしょうか。
というか、純A級に関係なく、一般的なアナログアンプを搭載したハイレゾDAP自体、35時間というのはかなりのハイスペックです。
ロングバッテリーを売りにするDAPというと、省電力のソニー・ウォークマンがありますが、これはD級アンプです。
また、Androidを搭載した機能性の高いDAPでの純A級モデルは珍しく、この点でも注目です。
このように詳細はまだこれからですが、概要だけでも大いにDAP愛好家の興味を惹く特徴を備えているのが「R5 Gen2」です。
ただ、「ES9219C」は省電力の統合チップですので、ロングバッテリー再生モード時には「ES9219C」のヘッドホンアンプを使用(つまりA級ではない)で、純A級動作時にはそれよりもずっと短い再生時間、という可能性もあります。このあたりの内容については慎重に見極める必要がありそうです。
技術的な解説も含め、詳細の発表が待たれます。
4/18追記:詳細が出ました。A級バランス動作時は7時間動作。35時間はエコノミーモード
「R5 Gen2」の詳細が出ました。価格は449ドル。
A級バランス動作時は7時間再生と、A級動作のDAPとしては常識的な範囲の時間でした。35時間というロングバッテリーは、A級動作ではない「エコノミーモード」時のシングルエンド動作時でした。A級シングルエンド時は10時間、「エコノミーモード」時のバランス動作時は28時間とのこと。
音質重視でバッテリーが短くても構わないという使い方と、バッテリー重視の再生を使い分けられるのは、実用性と趣味性を両立しており、なかなか便利なのではないでしょうか。
DAC:ESS ES9219C x2
SoC:Snapdragon 425
RAM:2GB
OS:Android 8.1
内蔵メモリ:16GB
拡張メモリ:microSD 1スロット
ディスプレイ:4.7インチ 720 x 1280
バッテリー:4500mAh
再生時間:シングルエンド10時間、バランス7時間
エコノミーモード:シングルエンド35時間、バランス28時間
高速充電:QC3.0対応
ヘッドホン端子:3.5mm、2.5mm、4.4mm
Bluetooth – Bluetooth 4.2、
双方向、UAT、LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC
大きさ:123 x 71.3 x 15.5 mm
重量:22g
5月31日追記:国内発売日6月10日、価格は約59,500円に決定
5月31日に国内発売日が6月10日、価格(オープン価格)は約59,500円に決定しました。
国内での正式モデル名は「HiBy R5Gen2」となっています。
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