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HIFIMAN DEVA 専用ポタアン・Bluemini付属の平面駆動型ヘッドホン!その特徴は?

Bluetoothヘッドホン

HIFIMAN DEVA ハイコスパな平面駆動型ヘッドホン

HIFIMANは、平面駆動型ヘッドホンの新製品「DEVA」を7月23日から発売します。オープン価格で、税抜30,000円前後での実売が想定されます。

平面駆動型としてはなかなか手頃な価格に加え、Bluetooth/USB入力対応のポータブルヘッドホンアンプ「Bluemini」が付属することから相当なハイコスパ機と言える注目モデルです。

ヘッドホン本体の内容と特徴

同社が上位モデルのために開発した技術やドライバー形状を応用しており、ヘッドホン単体としてもハイパフォーマンスを狙っています。

具体的には「HIFIMAN NEO“スーパーナノ振動板”」(NsD振動板)を搭載。ナノスケールの厚みにより超低歪みと高速レスポンスを備えており、高いディティールの再現力を備えたサウンドを鳴らせるという優れもの。

ヘッドホン本体の周波数特性は20Hz~20kHz、感度は93.5dB、インピーダンスは18Ω。質量は約360g。

平面駆動型としては感度を高めに設定できているため、リーズナブルなDAP、スマートフォンなど、低能率なヘッドホンでは音量さえまともに取れないこともあるトラブルを回避。一般的な機器でも手軽に平面駆動型の高音質を楽しめます。

入力端子はバランス接続に対応したTRRS 4極3.5mm端子で着脱可能。リケーブルによってバランス接続を楽しむこともできます。

付属アンプの「Bluemini」も高性能で便利

さらに、本機の目玉ともいえる付属アンプの「Bluemini」。Bluetooth/USB Type-C接続対応のDAC/ヘッドホンとして使用可能。

USB接続ではPCM 192kHz/24bitまで、Bluetooth接続ではLDAC/aptX HD/aptX/AAC/SBCコーデックをサポートするハイスペック。内蔵バッテリーで最大8時間使用できます。

「Bluemini」の周波数特性は20Hz~20kHz、出力は230mW、質量は約25gと軽量。

面白いのは、「DEVA」とは3.5mmプラグを介して左側ハウジングの下部に合体させるような形で装着可能な形態になっていること。ヘッドホンアンプ/レシーバー部がぶらぶらして邪魔になることがありません。

また、ヘッドホンアンプの音質としても、躍動感、透明感、真空管のような滑らかさといった特徴を謳っていて、かなりの自信がうかがえます。なかなかうまく鳴らすのが難しい平面駆動型ですが、最初から本機に最適化されたヘッドホンアンプが付属していますから、「Bluemini」を使って聴く分にはまさに価格を超えた高音質が楽しめるのではないでしょうか?

2021年10月追記:付属アンプの「Bluemini」が「Bluemini II」に変更

2021年10月に後継機の「DEVA Pro」が発売されます。ドライバーの最適化で、より純粋で完全な音が得られるというヘッドホン側の改善に加え、付属アンプの「Bluemini」が「Bluemini II」に変更されます。「DEVA Pro」について調べたときにわかったのですが、「DEVA」の付属アンプの「Bluemini」が2020年末から「Bluemini II」に変更されていました。一見、何か改善されたように見える変更ですが、なんとUSB有線接続時に、48kHz/16bitまでしか対応しなくなった(以前は192kHz/24bit)というマイナス点があります。USB有線接続でのiPhone/iPadでの接続が不可能にもなりました。どうやら、世界的な半導体不足の影響だそうで、仕方がない面もあるようです。

合理的な設計と汎用性

専用アンプやDACを内蔵させることで価格を超えた高音質が聴けるという点では、プロ用中心に使われるパワードモニタースピーカーにも通じるように感じます。実に合理的です。

なお、「Bluemini」の出力端子はTRRS 4極3.5mmプラグなので、うまく変換プラグなどを介せば、汎用のBluetoothレシーバー/USB-DAC/ヘッドホンアンプとしても使えそうです。しかも、バランス接続(バランス駆動ではなくグラウンド分離接続?)もできます(汎用ヘッドホンアンプとして使用できるか保証はできませんが)。

この価格でこの内容というのが信じられないようなセット

総じて、この価格でこの内容というのが信じられないようなヘッドホンとヘッドホンアンプのセットです。しかも、一見、凝ったヘッドホンの初心者には向いていないように見えますが、実は、幅広い環境で簡単、かつ高音質に使えるような内容なのも驚きです。

手頃な価格で期待を超える音質性能、そして音楽の楽しみを提供するというコンセプトを持つというモデルですが、メーカーの意図は十分に実現されている印象です。

ヘッドホンマニアからするとむしろ安すぎで、かえって敬遠されそうですが、ヘッドホン愛好家ならとりあえず実機をチェックしてみたい大注目機だと思います(ヘッドホン+HIFIMAN)。

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