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SENNHEISER IE 300 レビューは?リケーブル可能?IE 400 PROと比較しての違いは?

イヤホン

ゼンハイザーの有線イヤホンの新モデル「IE 300」

ゼンハイザーが有線イヤホンの新モデル「IE 300」を1月19日に国内発売しました。オープン価格で税込み実売価格は41,250円前後。その内容・特徴や購入者などのレビュー・感想情報もご紹介します。

上位の「IE 800」に使われているドライバーユニットを改良して搭載

価格的には上位の「IE 800」に使われているドライバーユニット「7mm Extra Wide Band(XWB)」をさらに改良して搭載しつつ、「IE 800」よりも安価な価格ということもあり、発売前から注目されていました。

振動板の前面にレゾネーター・チャンバーを配置し、ステム内で原理的に発生する不要な高音域の共振を排除。加えて振動板の背面にバック・ボリュームを設け、背面からのはね返りによる副作用を最小限に抑制するといった、ドライバーだけでなく、筐体構造も含めたノウハウを投入することで高音質を狙っているのもポイントです。

リケーブルがやや難しいMMCX系端子を採用

ゼンハイザーのイヤホンというと、音は良いものの、着脱可能なリケーブル機構を採用しているモデルであっても端子部や周辺が独自設計のために、幅広い汎用リケーブルが使えないこともあるといった難点が指摘されます。

本機では高耐久性と低損失を実現したという、厳選素材を用いた「gold-plated Fidelity+MMCXコネクター」を搭載としており、「IE 800」ともまた変えています。基本的はMMCXコネクターではありますが、端子部周辺が独自の形状をしているため、一般的な汎用MMCXケーブルが使えないことも多いとされています。

実際、ゼンハイザーでも他社製ケーブルとの互換性は確認されていないとしています。

スペックや付属品など

再生周波数特性は6Hz-20kHzで、インピーダンスは16Ω、感度は124dB(1kHz/1Vrms)。いわゆるハイレゾ対応の広帯域スペックは有しておらず、可聴帯域内での高音質を積極的に目指したイヤホンと言えそうです。

簡単にはリケーブルできないものの、標準ケーブルでのプラグは一般的な3.5mmステレオミニ。そのほか、バランス接続用のケーブルは付属していません。スマホなど用のマイク付きリモコンも搭載していません。音楽を聴く道具に徹している潔い設計となっています。

ケーブル長は125cmで、本体質量(ケーブル除く)は約4g。キャリングケースやクリーニングツールに加え、シリコンタイプ、フォームタイプのイヤーチップのS/M/Lサイズが付属と、高音質を謳う有線イヤホンとして、十分な付属品は備えています。

なお、オプション(別売)で2.5mmと4.4mmバランスケーブルも用意しているので、バランス接続で聴きたいユーザーも純正のリケーブルを用意することで対応できます。

プロ向けモニターの「IE 400 PRO」が比較対象?

「IE 800」をベースにしたハイコスパモデル、といったイメージが持たれますが、どうやら、プロ用モニター向けのイヤホン「IE 400 PRO」(2019年発売、実売価格4万円台)をコンシューマー向けのいわゆるリスニング向けの音作りにして汎用性の高いイヤホンとして送り出した、ということのようです。

「IE 800」ややはり価格的には上であり、「IE 300」が直接比較して比肩できる相手ではないような印象です。

むしろ、同じゼンハイザーのなかでは価格的にも近い「IE 400 PRO」が比較対象となりそうです。

「IE 400 PRO」はもちろん「IE 800」系列のドライバーを搭載してはいませんが、口径は7mmと「IE 800」とも「IE 300」とも同じです。イヤホンの基本的な形状も似ています。

「IE 300」と「IE 400 PRO」を比較しての違い

ただ、「IE 400 PRO」は中身が見える透明ボディが特徴ですが、「IE 300」は普通のブラックボディです。

また、リケーブル機構については「IE 400 PRO」はMMCXベースの独自端子ですらなく、本当に独自のため、リケーブルの選択肢が狭くなっています。

「IE 400 PRO」のインピーダンスは16Ω。再生周波数帯域は6Hz~19kHzで感度は123dBとなっています。

「IE 300」のレビュー・感想についての情報・考察

「IE 300」の発売直後から多くの感想がツイッターを中心に上がってきています。

「IE 300」の発売直後のツイッターでの感想・レビューのまとめページ

SENNHEISER IE 300 1/19発売!購入者の感想は? : 音響のまとめ
サウンドハウス ヘッドホン・イヤホンチーム@soundhouse_HP【新製品・入荷情報🎧】SENNHEISERカナル型イヤホン新製品、IE300入荷しました!人気モデルIE800と同じドライバーを採用した、注目のリスニング用イヤホンです。 11:24:35

その音質については、ゼンハイザーにしては意外なほどメリハリのあるドンシャリ傾向なようで、このあたりはプロ用モニターでフラットで素っ気ない印象もある「IE 400 PRO」と意図的に変えてあるとも受け取れます。

「IE 800」とも比較する人もいますが、やはり、「IE 800」のほうが上位というコスト的な違いはいくらかあるようです。ただ、「IE 800」はナチュラルなバランスなので、「IE 300」の聴きごたえのありそうな音調を好む向きには価格差に関わらず適しているかもしれません。

なお、汎用のMMCXケーブルでのリケーブルは難しいようですが、NOBUNAGA Labsの一部の製品ではリケーブルが出来たという情報が複数上がってきています。音質だけでなく、リケーブルについても重視する方には見逃せない情報でしょう。

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