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SONY BRAVIA X85LシリーズとX80Lシリーズを比較しての違いは?

4Kテレビ

SONY BRAVIA X85Lシリーズ 4K液晶テレビの2023年モデル スタンダード機

ソニーは、同社4Kテレビ“BRAVIA”の新製品として、直下型LED駆動に対応したスタンダードモデル「X85L」シリーズを2023年5月27日より順次発売。サイズラインナップは55型と65型。発売当初の税込み予想実売価格は以下のとおりです。

4K液晶ブラビア「X85L」シリーズ
・65型「KJ-65X85L」 約275,000円 5月27日発売
・55型「KJ-55X85L」 約215,000円 6月10日発売

「X85L」シリーズの内容を、同時発売の下位モデル「X80L」シリーズと比較しての違いを交えながらご紹介。

4K液晶ブラビア「X80L」シリーズ
・85型「KJ-85X80L」 約418,000円 6月10日発売
・75型「KJ-77X80L」 約308,000円 同上
・65型「KJ-65X80L」 約242,000円 4月22日発売
・55型「KJ-55X80L」 約187,000円 同上
・50型「KJ-50X80L」 約165,000円 同上
・43型「KJ-43X80L」 約154,000円 同上

「X85L」シリーズはおもに画質面において下位モデル「X80L」シリーズと異なる点があります。そのほかの機能面などは共通点が多いのもポイントです。

SONY BRAVIA X85LシリーズとX80Lシリーズを比較しての違い

以下にBRAVIA X85LシリーズとX80Lシリーズを比較しての違いを列挙して解説します。基本的にX85Lシリーズが画質面で上回る内容が中心です。

リフレッシュレート、パネル構造、残像低減、部分駆動の違い

いずれも4K/3,840×2,160ドットの液晶パネルを採用。X85Lシリーズの対応リフレッシュレートは最大120Hzの倍速駆動となります。前面直下型のLEDバックライトを採用し、ローカルディミング(部分駆動)対応。エリア分割のバックライト制御により、残像感も低減されています。最新の4K液晶テレビとしてはスタンダードレベルの装備となっています。

暗部の電流を明部に集中させて輝度向上を図る、独自のエリア制御「エクステンディッド ダイナミックレンジ」のほか、LEDバックライトの発光時間を最適化することで、画面の明るさを保ったまま残像感を低減する「Xモーション クラリティー」も搭載しています。

対してX80Lシリーズの対応リフレッシュレートは最大60Hz。等速駆動となります。エッジ型のLEDバックライトを採用し、ローカルディミング(部分駆動)は非対応。残像感の低減技術も搭載していません。4K液晶テレビとしてはもっともベーシックな装備となっています。

HDMI入力の対応規格の違い

X85LシリーズのHDMI入力は4系統で、入力3・4がHDMI 2.1をサポート。4K120p入力や可変リフレッシュレートのVRR、自動低遅延モードのALLMに対応。eARCは入力3のみ可能。PS5連携機能のオートHDRトーンマッピング、コンテンツ連動画質モードにも対応。なお、4K120p入力時のフル解像度表示には対応していません。

X80LシリーズのHDMI入力は4系統で、自動低遅延モードのALLMに対応。eARCは入力3のみ可能。PS5連携機能のオートHDRトーンマッピング、コンテンツ連動画質モードには対応。4K120pやVRR信号は非対応です。

サイズラインナップの違い

X85Lシリーズのサイズラインナップは55型と65型の2つですが、X80Lシリーズのサイズラインナップは43・50・55・65・75・85の6サイズ。サイズの選択肢はX80Lシリーズが大幅に多くなっています。

SONY BRAVIA X85LシリーズとX80Lシリーズで共通の内容・特徴

上記の違いのほかの内容・特徴は両シリーズで同等。

「ゲームメニュー」を新搭載

両シリーズを含むBRAVIA 2023年モデルでは「ゲームメニュー」を新搭載。

ゲーム専用のユーザーインタフェース「ゲームメニュー」を搭載。PlayStation 5などのゲーム信号を検知すると、ゲームのステータスや設定などのアシスト機能を集約したメニューが表示できます。

画面を小さくして表示できる「画面サイズ調整」、シューティングゲームで活用できる中心点表示「クロスヘア」、暗部を持ち上げて視認性を高める「ブラックイコライザー」、プレイ画面のちらつきやカクツキを抑える「VRR」などに対応します。

「ECOメニュー」も新搭載

両シリーズを含むBRAVIA 2023年モデルではでは省電力機能やスリープタイマーなど、エコに関連する設定を集約した「ECOメニュー」も新搭載。見やすく、かつ簡単に設定変更が可能になったとしています。

独自の動画配信サービス「BRAVIA CORE」をサポート

これまで上位モデル“BRAVIA XR”のみが対応していた同社コンテンツサービス「BRAVIA CORE(ブラビア コア)」。

ソニー・ピクチャーズなどの映画コンテンツを高ビットレートで楽しめる、独自の動画配信サービスです。“BRAVIA XR”ではない両シリーズも「BRAVIA CORE」も新たにサポート。購入ユーザーには、有効期間12カ月の5クレジットが配布されます。

映像プロセッサーは「HDR X1」

映像プロセッサーは「HDR X1」ソニーのテレビ用プロセッサーとしてはベーシッククラスの回路です。

画質の3大要素である精細感、色の鮮やかさ、コントラストを向上させるそれぞれの高画質機能をより細かくコントロールし、リアルな映像美を実現するとしています。

低解像のコンテンツも4K解像度へアップコンバートする超解像エンジン「4K エックス リアリティープロ」、バックライトの電流制御を最適化することで明暗の表現力を高める高輝度技術「X-tended Dynamic Range」など、さまざまな高画質回路を搭載しています。

HDR規格への対応度

サポートするHDR規格は、HDR10、HLG、Dolby Vision。

「トリルミナス プロ」を搭載

彩度・色相・明度を3次元で検出して細部まで忠実な色再現を目指した「トリルミナス プロ」も備えています。

「HDRリマスター」機能

さまざまな映像を高コントラストなHDR相当の画質でリアルに描く「HDRリマスター」機能を備えています。

ハンズフリー音声検索

ハンズフリー音声検索にも対応しています。

サウンドシステム

サウンドシステムは、フルレンジ2基による計20Wの「エックス バランスド スピーカー」。音の歪みを低減する形状のスピーカーと大容量のスピーカーボックスを組み合わせた。Dolby Atmosもサポートしています。

ブラビアカム連携

別売りのブラビアカムを繋げば、テレビに向かってジェスチャーをするだけで、リモコンいらずで操作が可能。また、Google Meet を使ったビデオチャット機能にも対応しています。

搭載チューナーと録画機能

搭載チューナーは、BS4K/110度CS 4K×3、地上/BS/110度CS×3。別売の外付けHDDを接続すれば、2番組の同時録画も可能。放送視聴中の裏番組録画や2番組同時録画が行なえます。

OSは「Google TV」を搭載

OSはAndroid OSに準じてテレビ用に最適化されている「Google TV」。NetflixやPrime Video、Hulu、Disney+、TVer、ABEMA、U-NEXT、Apple TV、YouTube、DAZNなどの各種映像配信サービスが楽しめます。そのほか、Android系のアプリを任意に追加して機能を拡張できます。

Bluetooth式リモコンには「U-NEXT」「Netflix」「Hulu」「Prime Video」「ABEMA」「Disney+」「YouTube」の7つのダイレクトボタンを用意。

ネット関連や音声アシスタント機能

無線LANは、IEEE802.11ac/a/b/g/n。Googleアシスタント、Chromecast built-in、Apple AirPlay 2ほか、ホームネットワーク機能(DLNAクライアント)、LINE連携「ブラビアみまもり」に対応。

HDMI以外の入出力

HDMI以外の端子として、ビデオ入力(4極ミニ)、光デジタル音声出力、センタースピーカー入力、ヘッドフォン出力、USB、LANを備えています。

スタンドを含めた外形寸法と重量

X80Lシリーズ
・85型「KJ-85X80L」:190.1×45.3×117.0cm(幅×奥行き×高さ)/47.8kg
・75型「KJ-77X80L」:167.5×39.9×103.6cm(同)/33.7kg
・65型「KJ-65X80L」:145.2×33.6×90.8cm(同)/22.8kg
・55型「KJ-55X80L」:123.3×33.6×78.5cm(同)/17kg
・50型「KJ-50X80L」:111.9×28.4×71.6cm(同)/13.1kg
・43型「KJ-43X80L」:96.4×28.4×63.0cm(同)/10.8kg

X85Lシリーズ
・65型「KJ-65X85L」:144.7×33.6×90.7cm(幅×奥行き×高さ) 24.7kg
・55型「KJ-55X85L」:122.8×33.6×78.4cm(同) 17.4kg

どちらをどう選ぶ

両シリーズを比較してどちらをどう選ぶかについてです。基本的にX85LシリーズがX80Lシリーズの上位であり、X85Lシリーズの優位な点をどう評価し、必要とするかということでしょう。X85LシリーズがX80Lシリーズよりも優れているとしてもその分、価格も高くなっていますから、その高い分の価値や必要性をX85Lシリーズに見出すかもポイントです。

X85Lシリーズは以下の点でX80Lシリーズに対して優位な内容です。

リフレッシュレート: X85Lシリーズは最大120Hzの倍速駆動に対応しており、残像感を低減する技術も搭載されています。一方、X80Lシリーズは最大60Hzの等速駆動であり、残像感の低減技術は搭載されていません。

バックライト技術: X85Lシリーズは前面直下型のLEDバックライトを採用し、ローカルディミング(部分駆動)に対応しています。これにより、より高い画質とコントラストを実現しています。一方、X80Lシリーズはエッジ型のLEDバックライトを採用しており、ローカルディミングには非対応です。

HDMI入力: X85Lシリーズは4系統のHDMI入力があり、入力3・4がHDMI 2.1をサポートしています。4K120p入力やVRR、ALLMに対応しています。一方、X80LシリーズはHDMI入力は4系統ありますが、HDMI 2.1をサポートしておらず、4K120pやVRR信号には非対応です。

以上の点から、X85Lシリーズは高リフレッシュレートやバックライト技術、HDMI2.1入力の対応など、より高性能な機能を備えており、特に最新ゲーム機でプレイするなど、4Kや高リフレッシュレートに基づく高画質を求める場合におすすめです。

通常のテレビや動画コンテンツを観る場合も、倍速駆動の有無、残像低減の有無、部分駆動の有無は、とくにスポーツや景色を映すような被写体の動きの大きい番組では差が出やすいでしょう。

一方、X80Lシリーズはサイズの選択肢が多く、予算を抑えたい場合などに選択肢がある点が利点です。また、あまりメインの被写体に動きのない画像(バラエティーやトーク、ニュースなど)を中心にテレビを観る場合は両シリーズの画質差をそれほど感じないこともあり得ます。

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