中国のTempoTecが「V6」というモデル名のAndroid OS搭載DAP(ポータブルオーディオプレーヤー)を発表しました。海外での価格もまだ未定。海外では9月ごろに発売になりそうです。
DACチップの旭化成エレクトロニクスの「AK4493SEQ」を2基、ヘッドホン端子は3.5mm + 4.4mmの構成。オペアンプ : OPA1612 x2 + OPA1688 x4の構成で32Ω@610mW/4.4mmの出力。最新DACチップになかなかのアナログ段・ヘッドホンアンプという印象。
OS : Android 8.1にSnapdragon 425、RAM : 2GBとAndroid DAPとしては、価格を抑えようという意識を感じる構成。
総じて、ミドルクラス以下のゾーンで勝負しようというイメージのようです。TempoTecというと、国内ではUSBドングル型DACヘッドホンアンプでポータブル愛好家には知られています。DAPではどんなパフォーマンスなのか注目です。
メーカー提供品かもしれませんが、国内で有名レビュアーの方が「V6」の実機レビューを公開しています。それによると、音の情報量やレンジ感、解像度よりも、自然であたたかみのあるナチュラルサウンドに振ったDAPのような感じでしょうか。
「AK4493SEQ」を採用した製品のShanling UA3(ドングル型DAC/ヘッドホンアンプ)も、約1.5万円という価格ながら、自然なサウンドで高い評価を得ているところですので、このDACチップによる音質傾向がうまく設計とマッチすると、ハイコスパな好モデルが生まれるような気がします。
DAC : AKM AK4493SEQ x2
SoC : Snapdragon 425
OS : Android 8.1
RAM : 2GB
内蔵メモリ : 16GB
外部メモリ:microSD 1スロット(Max 1TB)
オペアンプ : OPA1612 x2 + OPA1688 x4
出力 : 2VRMS/3.5mm、4VRMS/4.4mm
32Ω@330mW/3.5mm、32Ω@610mW/4.4mm
ディスプレイ : 4.2インチ 1280×768
ヘッドホン端子 : 3.5mm + 4.4mm
ラインアウト端子 : 3.5mm + 4.4mm
連続再生時間:3.5mm(Hi Gain) 15時間、4.4mm(Hi Gain) 12時間
バッテリー:4500mAh
高速充電:2時間
AirPlay、HiBy Link対応、
ヤンネM8 性格に難のあるレビュアー@headphone_metal Tempotec V6
なかなかハキハキとした分離の良い音で、全体的な音の分離も良くなかなか良いと思います。最近の高解像度に振った製品より、どちらかといえば音楽的な楽しさを伝えてくれる感じの少し味のあるノリの良い音。… https://t.co/Fr4a8pkwM1