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YinLvMei W1 世界初のWindows 10搭載DAP

DAP

YinLvMei W1 世界初のWindows 10搭載DAP

中国のYinLvMeiというメーカーから発売されたDAP・W1。世界初のWindows 10搭載DAPという変わり種です。国内発売はされておらず、海外では$1899で販売されています。

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モジュール交換式やら、SIMカード対応やら、海外(ほとんど中国メーカー)のDAPにはいろいろと面白い個性派DAPがありますが、意外にもWindows 10搭載DAPというのはこれまでなかったそうで、このW1が世界初の栄誉となります。

DAPにWindowsが搭載されていれば、高機能なDAPの多くが採用しているAndroid OSに比べてもかなり多くのソフトが使えるため、非常に夢が広がるDAPと言えそうです。

CPUとメモリ

ただ、この価格にしてはIntel Atom X5 Z8350 CPUに4GB メモリと、非力なCPUとメモリなのが少々残念。これではソフトを利用して、ハイレゾPCMデータをDSD 5.6MHz以上にリアルタイム変換して高音質再生を楽しむといった、Windowsならではの有利性が十分に発揮できない可能性があります。

重量もDAPとは思えない900gのヘビー級。半据え置き機として使った方がいいのかもしれません。

ストレージ関係は充実

さすがにストレージ関係は充実。内部ストレージ128GBに加え、1TBまでのmicroSDXCカードに対応したスロットが3つも搭載。これは一般のDAPがせいぜい2スロットなのに比べると充実しています。もっとも、3スロットあるのはWindowsの賜物ではなく、単に本体が大きいからスロットの余裕があったという面が大きいような感じですが。

ただ、Android DAPのほとんどでは対応していない、USB端子経由での外付けHDDやSSD、USBメモリを活用してのストレージ追加には対応。これは大容量の音源を自宅内に多く所有しているユーザーにとってはありがたいでしょう。DAP用にmicroSDにコピーデータを作る必要がなくなるメリットもあります。USB Type-Aポート2つにUSB Type-Cポート1つを搭載。

本体が大きいだけに画面はマルチタッチ対応の7インチ 800×1280 IPSディスプレイに、0.66インチOLEDのサブディスプレイまで付く充実ぶり。カバーアートや各種情報の表示にこだわる方には見やすいのは間違いないでしょう。

内蔵バッテリーは7000mAhリチウム電池2個の大容量。ただ、これだけあってもそれほどの長時間駆動は期待できないでしょう。バッテリーは交換可能となっているのはうれしいポイント。交換の手間(メーカーとのやり取りなど)はかかりそうですが。

DACチップはAK4499を2個搭載

DAPとしての要のひとつ、DACチップは旭化成エレクトロニクスのフラグシップ・AK4499を2個搭載。これは価格を考慮しても納得の選択。これにより、32bit/384kHzまでのPCMとDSD256までのネイティブ再生に対応しています。現在の高級DAPとしてはまずは十分なところでしょう。

本機はあくまでWindows OSを搭載したDAPですから、本体のヘッドホンアンプ部も重要です。OPA 1612 IVコンバーター×8、OPA 1612 LPF×2を搭載した強力なヘッドホンアンプ回路を構成していると謳っています。

大出力のバランスヘッドホン端子を搭載

ヘッドホン端子も、単体DAPでは当たり前のバランス出力も4.4mm径で搭載。ヘッドホンアンプは、シングルエンドで最大750mW @ 32Ω、最大80mW @ 300Ωで、バランスは最大1500mW @ 32Ω、最大160mW @ 300Ωといずれも大出力で、やはり高音質を楽しむにはバランス出力のほうがよさそうです。

ヘッドホン出力の音量調節は、デュアルプレミアムPGA2311ボリュームコントロールシステムにより高精度に行えます。ギャングエラーがほぼ無く、音量を絞っても高音質が維持できるなどの特長を備えた高品位な電子ボリュームです。

Wi-Fi接続(2.4GHz / 5GHz)、Bluetooth V4.2にも対応。

面白いDAPであるのは確か

この内容をこの価格、このサイズ・重量にまとめるのはなかなか大変だったような気がします。$1899というのは、高級DAPとしてはそれほど高くもない、というくらいの価格です(AKやソニーの最上位を考えてみたら!)。もう少し高くなっても、CPUとメモリを増強して欲しかったところです。そうであれば、日本のDAP愛好家もすぐに買う人はいたのではないでしょうか?

ただ、Windows 10搭載DAPが実際にどう動き、どのような音質で聴けるのかは大いに興味が持たれるところです。国内発売されることはあるのでしょうか?

ポータブルオーディオマニアで、資金も十分にある人であれば、ネタとして買ってみてもいいような気さえします(DAP+YinLvMei)。

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