TCL 「C835」シリーズ ミニLEDバックライトと量子ドット技術「QLED」を採用した4Kテレビ
TCLジャパンエレクトロニクスは、ミニLEDバックライトと量子ドット技術「QLED」を採用したGoogle TV搭載4K液晶テレビ「C835」シリーズを、2022年5月27日より順次発売。サイズは65型「65C835」(税込み実売約25万円から開始でその後約20万円に下落)と55型「55C835」(税込み実売約20万円から開始でその後約16万円に下落)。
「QLED」(量子ドット)技術と、「TCL Mini LEDバックライトテクノロジー」を組み合わせ
従来の4K液晶テレビに比べ色域を拡大できる「QLED」(量子ドット)技術と、「TCL Mini LEDバックライトテクノロジー」を組み合わせ。直下型ミニLEDライトをゾーンごとにオン/オフ制御するローカルディミング(部分駆動)技術も搭載しています。
パネル解像度は4K/3,840×2,160ドット、視野角は上下左右178度。パネルは通常よりも反射率を約40%カットしたという低反射パネル。パネルの駆動は倍速の120Hz。広色域(WCG)や動き補正(MEMC)にも対応。
映像エンジンは、2022年モデルでは最上位となる「AlgoエンジンMax」
映像エンジンは、2022年モデルでは最上位となる「AlgoエンジンMax」。映像の精細感の復元、コントラストの向上、残像感の低減、動きが速いシーンの高画質処理、3次元のカラーマネジメントとHDR映像の優れた表現力を実現するとしています。「AlgoエンジンMax」の特徴としてはとくに残像感を抑えるBFI機能が挙げられます。
HDRをサポートし、「HLG」「HDR10」「Dolby Vision」規格に対応。
本体背部にサブウーファーを搭載し、Dolby Atmosにも対応。スピーカーの実用最大出力は60W。
HDMIは3系統で、HDMI 2.1/2.0aが1系統、HDMI 2.0a/1.4aが2系統。HDMIポート1のみARC/eARCに対応するほか、全ポートがCEC、HDCPに対応。ALLM(Auto Low Latency Mode)にも対応。
1,080p/60Hz入力時は映像遅延時間が4ms。4K/60Hz入力時は8ms。
そのほか、USB×2、ビデオ入力、光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力、LAN端子を搭載。
チューナーは、BS4K/110度CS4Kチューナーを各2基、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを各2基内蔵。
操作系にはAndroid系のGoogle TVを搭載。YouTubeやNetflix、Huluといった動画配信サービスのほか、Webブラウザ、Chromecastなどを利用できます。Googleアシスタントにも対応しており、リモコンのボタンを押して話しかけるだけでいろいろな検索ができます。Wi-Fiも使用できます。
外形寸法と重さは、いずれもスタンドを含めて65型が1,446×319×903mm(幅×奥行き×高さ)/26kg。55型が1,226×280×789mm(同)、18.7kg。
TCL 「C835」シリーズ レビューサイト情報
TCL 「C835」シリーズ 各種レビューなどから読み取れる傾向
TCLの2022年モデルでは最上位機。最新の高画質4Kテレビの装備として、ミニLEDバックライトと量子ドット技術「QLED」を採用しているのがポイント。TCLは他社よりもかなり安い価格のテレビが売りですが、この装備は他社の高級クラスの4K液晶テレビと同等です。
部分駆動や120Hz倍速駆動、HDMI2.1にも一部対応など、低価格ながらこのあたりも頑張っています。
大手他社のミニLEDバックライトと量子ドット技術搭載テレビと同等画質とはいかないものの、価格を考えるとお得なシリーズと言えそうです。
機能面では他社の高級機では採用していないことも多いAndroid OS系のGoogle TVにより、多機能ではあります。ただGoogle TVは機能が多く汎用性も高い反面、動作がややもっさりしていると言われることもあります。レスポンスよりも機能性を重視する向きに適している装備かもしれません。
ゲーム向けの入力遅延についてはあまり注力されていない機能のようですので、ゲームメインで使おうという人は留意しましょう。
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