- EarFun Free Pro 3 完全ワイヤレスイヤホン 9,480円
- Qualcomm QCC3072のBluetoothチップ採用
- ウール振動板の7㎜径ダイナミックドライバー
- QuietSmart 2.0を採用した最大-43dBのハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング
- 周囲の音を聞き取れる外音取り込みモード
- 計6基のマイクとENCノイズキャンセリングによるクリアな通話品質
- Snapdragon Sound対応(96kHz/24bitのaptX Adaptive対応)
- LE Audio(LC3)対応予定
- 55msの低遅延を実現するゲームモード
- マルチポイント対応
- EarFun Audioアプリ対応
- 最大33時間再生が可能&ワイヤレス充電対応のバッテリーケース
- イヤーピース2種類とイヤーフックが付属
- EarFun Free Pro 3 レビューサイト
- EarFun Free Pro 3の各種レビューから読み取れる傾向など
- ・音質は低音がやや強めで高音も少し強いドンシャリ系
- ・基本の音質が気にいらなくてもイコライザーで好みに寄せることはできる
- ・Snapdragon Sound対応で96kHz/24bitのaptX Adaptive対応が納得できる解像度の高さ
- ・LE Audio(LC3)対応後の音質や性能も期待できそう
- ・アクティブノイズキャンセリング機能は他社の高級機ほどではないが、実用上は十分な性能
- ・アクティブノイズキャンセリング機能は同社のAir Pro 3よりは弱く感じる
- ・イヤーピースやイヤーフックの工夫で装着性を高めようとしている割には装着感は人を選びそう
- ・イヤホン本体とバッテリーケースのどちらもバッテリー性能の割には小さいのは評価できる
- ・同社で似た内容のAir Pro 3との比較では
- ・最新のBluetoothチップ・QCC3072搭載機としては安いのもポイント
EarFun Free Pro 3 完全ワイヤレスイヤホン 9,480円
EarFun Technologyは、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Free Pro 3」を2023年10月発売。価格は9,480円。本機の内容紹介とレビュー・音質情報をお届けします。
Qualcomm QCC3072のBluetoothチップ採用
Qualcomm QCC3072は、Qualcommが2022年に発表した最新のBluetoothチップです。従来のチップと比べて、音質や接続安定性、消費電力などが向上しています。
EarFun Free Pro 3では、このQCC3072を採用することで、より高音質で安定した音声の伝送を実現しています。また、省電力性能も向上したことで、イヤホン単体で最大7.5時間、ケース併用で最大33時間の連続再生が可能になっています。
ウール振動板の7㎜径ダイナミックドライバー
EarFun Free Pro 3のドライバーは、ウール素材を振動板に採用しています。ウール素材は、高音域から低音域までバランスの良い音を再生できることが特徴です。
また、7㎜径のドライバーを採用することで、豊かな音響を実現しています。
QuietSmart 2.0を採用した最大-43dBのハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング
EarFun Free Pro 3は、QuietSmart 2.0を採用した最大-43dBの騒音低減効果を謳うハイブリッド型アクティブノイズキャンセリングを搭載しています。
QuietSmart 2.0は、フィードフォワードとフィードバック、2つのマイクでノイズを検知し、効果的にノイズをキャンセルする技術です。
周囲の音を聞き取れる外音取り込みモード
EarFun Free Pro 3には、周囲の音を聞き取れる外音取り込みモードも搭載されています。外音取り込みモードを使用すると、イヤホンを外さずに周囲の音を聞くことができます。
計6基のマイクとENCノイズキャンセリングによるクリアな通話品質
EarFun Free Pro 3には、通話用マイクとENC+Qualcomm cVc 8.0ノイズキャンセリングを搭載しています。
ENC+ノイズキャンセリングは、風切り音などのノイズを除去する技術です。これにより、クリアな通話品質を実現しています。
Snapdragon Sound対応(96kHz/24bitのaptX Adaptive対応)
EarFun Free Pro 3は、Snapdragon Soundに対応しています。Snapdragon Soundは、Qualcommが開発した高音質オーディオ技術です。
Snapdragon Soundに対応することで、96kHz/24bitのaptX Adaptiveに対応したデバイスと接続し、ハイレゾ品位の高音質な音楽を楽しむことができます。
そのほか、SBCとAACコーデックにも対応。
LE Audio(LC3)対応予定
EarFun Free Pro 3は、LE Audio(LC3)に対応予定です。LE Audio(LC3)は、Bluetooth SIGが策定した最新の音声コーデックです。音質を維持しながら、通信速度や省電力を向上させることができます。
LE Audio(LC3)に対応することで、より低遅延で高音質な音声伝送が可能になります。
55msの低遅延を実現するゲームモード
EarFun Free Pro 3は、ゲームモードを搭載しています。ゲームモードを使用すると、55msの低遅延を実現し、音声と映像のズレを抑えることができます。
マルチポイント対応
EarFun Free Pro 3は、マルチポイントに対応しています。マルチポイント対応により、2台のデバイスと同時に接続することができます。例えば、スマートホンとパソコンを同時に接続して、音楽を聴きながらWeb会議に参加したり、動画を見ながらスマートホンの着信に応答したりすることができます。
EarFun Audioアプリ対応
EarFun Free Pro 3は、EarFun Audioアプリに対応しています。EarFun Audioアプリを使用すると、イコライザーの調整(10種類のプリセットあり)や、ANCの強度設定、外音取り込みモードの切り替えなどを行うことができます。
最大33時間再生が可能&ワイヤレス充電対応のバッテリーケース
EarFun Free Pro 3のイヤホン単体での連続再生時間は最大7.5時間です。また、ケース併用で最大33時間の連続再生が可能です。
ケースはワイヤレス充電に対応しているため、ワイヤレス充電器で充電することができます。
イヤホン本体の防水性はIPX5準拠。
イヤーピース2種類とイヤーフックが付属
2種類のイヤーピースを付属。シリコンタイプは5サイズ用意。遮音性の高いフォームタイプはS/M/Lの3サイズ。フィット感を高めるために、シリコンイヤーフックもS/M/Lの3サイズを付属。
総合的に見ると、EarFun Free Pro 3は、音質、ノイズキャンセリング、通話品質、機能性など、あらゆる面で優れた完全ワイヤレスイヤホンと言えるでしょう。特に、Qualcomm QCC3072のBluetoothチップやQuietSmart 2.0を採用したことで、音質やノイズキャンセリング性能が大幅に向上しています。また、LE Audio(LC3)やマルチポイント対応など、最新の機能も搭載しています。
価格は9,480円(税込)と、Snapdragon Sound対応モデルとして比較的リーズナブルなのも魅力です。ハイコスパな高音質完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方に、ぜひおすすめしたいモデルです。
EarFun Free Pro 3 レビューサイト
EarFun Free Pro 3の各種レビューから読み取れる傾向など
完全ワイヤレスイヤホン・EarFun Free Pro 3の各種レビュー・評価からは以下のようなポイントが見えてきます。ポイントごとに分析・解説します。
・音質は低音がやや強めで高音も少し強いドンシャリ系
EarFun Free Pro 3の音質は、低音がやや強めで高音も少し強いドンシャリ系と評されています。これは、ウール振動板の7㎜径ダイナミックドライバーを採用していることによるものです。ウール振動板は、低音の量感と解像度に優れているため、EarFun Free Pro 3では、低音をしっかりと出力しながらも、高音もバランスよく聴かせることができる音質を実現しています。
・基本の音質が気にいらなくてもイコライザーで好みに寄せることはできる
ただし、ドンシャリ系の音質は好みが分かれます。それでも、低音や高音が強すぎると感じた場合は、イコライザーで好みに寄せることができます。イコライザーを使ってもうまく音質調整できないこともありますが、本機の場合は比較的うまく調整できるようです。
・Snapdragon Sound対応で96kHz/24bitのaptX Adaptive対応が納得できる解像度の高さ
EarFun Free Pro 3は、Snapdragon Soundに対応しており、96kHz/24bitのaptX Adaptiveで音声を伝送することができます。
96kHz/24bitの本機での再生音は、従来のCD品位よりも高音質で、音の細やかなニュアンスや音場の広がりなどがよりリアルに再現されているようです。
・LE Audio(LC3)対応後の音質や性能も期待できそう
EarFun Free Pro 3がLE Audio(LC3)に対応すれば、音質や通信速度がさらに向上する可能性があります。基本性能が優れているからこそ、この点に期待を寄せる評価もあります。
・アクティブノイズキャンセリング機能は他社の高級機ほどではないが、実用上は十分な性能
EarFun Free Pro 3のアクティブノイズキャンセリング機能は、最大-43dBのハイブリッド型ノイズキャンセリングを搭載しています。
他社の高級機と比べると、ノイズキャンセリング性能は劣るものの、実用上は十分な性能を備えているようです。
室内の騒音や電車の走行音などの低音域のノイズは、比較的効果的に抑えることができます。ただし、人の声や車のエンジン音などの中高音域のノイズは、完全に抑えきれない場合があるようです。
また、アクティブノイズキャンセリングをオンにすると、音質が若干変化するという点にも注意が必要でしょう。静かな場所では、耳鳴りのような音が聞こえるという評価もあります。
・アクティブノイズキャンセリング機能は同社のAir Pro 3よりは弱く感じる
EarFun Free Pro 3は、同社のAir Pro 3と同様にアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。しかし、実際に、レビューや評価を見てみると、Air Pro 3と比べると、Free Pro 3のノイズキャンセリング効果は弱く感じるという意見が散見されます。たとえば、以下のようなレビューがあります。
ノイズキャンセリングは、Air Pro 3と比べると弱い印象。
とはいえ、電車や車の音はしっかりカットしてくれるので、普段使いには十分だと思います。
エアコンや車の走行音などの低音域のノイズは比較的抑えることができるものの、人の声や周囲の雑音などの中高音域のノイズは、Air Pro 3よりも目立つという印象です。
Air Pro 3と同等のノイズキャンセリング効果を求めるなら、Free Pro 3ではなくAir Pro 3を選ぶほうがいいのかもしれません。
・イヤーピースやイヤーフックの工夫で装着性を高めようとしている割には装着感は人を選びそう
EarFun Free Pro 3は、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンです。カナル型はインナーイヤー型に比べて装着感が安定しやすいというメリットがありますが、耳へのフィット感によっては耳が痛くなる場合もあります。
レビューや評価を見てみると、Free Pro 3の装着感については、以下のような意見があります。
耳へのフィット感は悪くない。長時間つけていても痛くなりにくい。
耳の穴が小さいと、痛くなるかもしれない。
耳の穴の大きさや形状によって、装着感の印象は大きく異なります。イヤーピースのサイズや形状が合っていないと、耳から外れやすくなったり、耳に痛みを感じたりすることがあります。
Free Pro 3はイヤーピースにはシリコン製とフォーム製の2種類が付属しています。シリコン製のイヤーピースは、耳にフィットしやすいため、装着感は良好です。しかし、フォーム製のイヤーピースは、耳に密着するため、圧迫感を感じる人もいるようです。
購入前に、EarFun Free Pro 3の試聴や、装着感に関するレビューを参考にしてみるとよいでしょう。付属品以外のイヤーピースに変えているユーザーの意見も参考になりそうです。
・イヤホン本体とバッテリーケースのどちらもバッテリー性能の割には小さいのは評価できる
・同社で似た内容のAir Pro 3との比較では
同社で似た内容のAir Pro 3との比較では、ノイキャン性能や装着性、遮音性などの違いを考慮したうえでインナーイヤー型が好きならAir Pro 3、カナル型が好きならFree Pro 3という選び方で良さそうです。
Air Pro 3は、インナーイヤー型のイヤホンであるため、耳に装着しやすいのが特徴です。また、耳穴への負担が少ないため、長時間の使用でも快適に使用することができます。
一方、Free Pro 3は、カナル型のイヤホンであるため、音漏れや外音の侵入を防ぐことができます。また、低音域の再生に優れているため、音楽や映画を楽しむのに適しています。
・最新のBluetoothチップ・QCC3072搭載機としては安いのもポイント
EarFun Free Pro 3は、最新のBluetoothチップ・QCC3072を搭載しています。QCC3072は、音質や遅延の低減など、さまざまなメリットをもたらすチップです。
EarFun Free Pro 3は、QCC3072搭載機としては、比較的安価な価格で販売されています。最新のBluetoothチップにこだわりたい向きにはEarFun Free Pro 3は魅力的な選択肢といえるでしょう。
総合的に評価すると、EarFun Free Pro 3は、アクティブノイズキャンセリング機能は同社のAir Pro 3よりは弱いものの、バッテリー性能や音質、価格などのバランスが取れた製品と言えるでしょう。カナル型のハイコスパな完全ワイヤレスイヤホンを探している方には、おすすめの製品と言えるでしょう。
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