ラックスマンのオーディオ用電源ケーブルの新製品「JPA-10000i」
ラックスマンは、オーディオ用電源ケーブルの新製品「JPA-10000i」を11月に発売します。価格8,500円(税抜)。長さは1.8m。
2017年に単品発売が開始された「JPA-10000」(税抜き8,100円)の後継モデルです。
「JPA-10000」は2010年ごろからラックスマンの上級単品コンポの付属品として開発され、サービス部品扱いで販売されており、売れ行きがよく、隠れたベストセラーであったことから単品販売に踏み切ったというオーディオアクセサリーの名品とも言うべき品です。
「JPA-10000」は長年にわたり、ラックスマンの単品コンポの付属品であることから、ラックスマンのコンポの音の根幹に関わる部分を支えてきた重要な要素でもあります。
そんな重要パーツがモデルチェンジ。今後は「JPA-10000i」が「JPA-10000」に替わって、ラックスマンのコンポ標準付属電源ケーブルになることも決まっています。そう考えると非常に大きな変化・転換点であるとも言えそうです。
では、「JPA-10000i」は「JPA-10000」と比較してどこが違うのかも含めて、「JPA-10000i」の内容をご紹介します。
「JPA-10000」と比較しての違いも含めて「JPA-10000i」の内容をご紹介
「JPA-10000i」の導体は無酸素銅(OFC)0.18mm×84本、導体断面積は2.14mm2。「JPA-10000」では同じOFCでも0.26mm×37本で導体断面積は2.00mm2でした。導体断面積を増すことで低域の量感を高めたとしています。
ケーブル外径は6.0×9.5mmのスリムタイプにすることで、従来よりも取り回しが良いように配慮したのもポイント。音質追求型のケーブルで起こりがちな太くて硬くて取り回しがしにくいというデメリットを軽減しています。
構成は2芯ノンツイスト、絶縁体はPVC、プラグはニッケルメッキといったあたりは共通。
ケーブルの正しい極性をACプラグ部の突起で表すことで、正しい接続を簡単に行えるように配慮されているのも同様です。
全体的に、より高音質を志向しながら、使いやすさもアップしたケーブルという印象。それでいて、完成度が高く、自信のある部分には手を入れないことで、コスパの高さを維持しているようです。
かなり高額なコンポにも付属されているのがラックスマンの電源ケーブルです。市場にはこれよりもいくらでも高額な電源ケーブルがありますが、ひとつの基準的モデルとして、一度は試してみたいケーブルです(電源ケーブル+LUXMAN)。
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