オンキヨー、AV事業をシャープとVOXXに譲渡へ

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オンキヨーホームエンターテイメントは、VOXX(アメリカ)、シャープとの間で、AV事業譲渡の協議に入る方針であることを発表しました。

今後、本格的な協議を進め、2021年5月20日までに、本譲渡の最終的な内容および条件の詳細を定める正式契約を3社間で締結する予定。また、その後、オンキヨーは本譲渡の承認を、2021年6月25日に開催予定の定時株主総会にはかる予定としています。

オンキヨーのAV事業譲渡については、Sound Unitedグループへの譲渡が2019年5月にいったん決まっていましたが、10月に白紙に。オンキヨーはその後、2021年3月には2021年3月期決算が再び債務超過の見込みとなり、東京証券取引所ジャスダック市場の上場廃止基準に抵触する見込みになり、2021年7月31日にも上場廃止となる予定という苦境に立っています。

Sound Unitedグループへの譲渡白紙以来、上場廃止予定とオンキヨーに関する悪いニュースが続いており、オンキヨーの事業をどこかが引き取らなければ倒産もありうるのかと、最悪の事態も考えていました。

とにかく、これでオンキヨーのオーディオ機器がとりあえず続くのであれば、何とか良しとするしかないでしょう。

シャープもVOXXも日本の企業ではないということで、いろいろな意見がありますが、それならSound Unitedグループも同じですし、国内企業で引き取れそうなところがないというのも残念ながら実情なのでしょう。

シャープというと、今から20年前後前には、1bitデジタルアンプ(PDM変調D級アンプ)を実用化し、高級アンプだけでなく、ミニコンポ、果てはラジカセ、ポータブルMDプレーヤーにまで搭載し、一時はゼネラルオーディオ業界でかなりの存在感を示していました。しかし、シャープはオーディオから撤退し、1bitデジタルアンプの開発者はNmodeを興し、今日に至っています。シャープ自体も台湾の鴻海に買収され、もはや日本企業ですらありません。

こういう状況ですので、シャープがオンキヨーのAV事業を引き取ったとして、劇的に新しい展開は望めそうもありません。それでも、何とかオンキヨーの積み上げてきた歴史やノウハウは持続させて欲しいものです。

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