「Hi-Res AUDIO WIRELESS」ロゴ認証コーデックにSHDC追加
日本オーディオ協会が「Hi-Res AUDIO WIRELESS」ロゴの認証Bluetoothコーデックとして「SHDC(SYNCOMM Technology Corp.)」を新たに追加したと、各オーディオ系ニュースサイトで報道されました。
Hi-Res AUDIO WIRELESSロゴの認証コーデックとしては、これまで、ソニーのLDAC、SavitechのLHDCに加え、2022年11月にはMQAのSCL6、フラウンホーファーIISのLC3plusが追加され、全部で4つとなっていました。今回、5つ目の認証コーデックとしてSHDCが加わったものです。
日本オーディオ協会は「機器を製造・販売するライセンシー企業にとっては、採用するコーデックの選択肢が増え、高音質で音楽を楽しむ“Hi-Res AUDIO WIRELESS”ロゴ対象製品の市場拡大が期待されます」としています。
SHDCコーデックとは何?
コーデックの追加はわかるのですが、SHDCコーデックというのは寡聞にして初耳です。自分の勉強不足かと思って調べてみても、どうも情報がネット上では見つかりません。英語でも見つからないようです。
ツイッターで見てみると、どうもほかにもこのコーデックは初耳というオーディオ愛好家・関係者がいるようです。オーディオ評論家の佐々木喜洋氏も「SHDCってなに?」とツイートしていることから、このコーデックについて初耳のようです。
SHDCとやらのスペックがインターネットに見つからない
LDACやLHAC的に900kbpsくらいの非可逆圧縮のレッサーハイレゾだろうけれど— セクシー炭水化物 (@NikuYork) June 2, 2023
SHDCってなに?
— Sasaki (@music2go) June 2, 2023
謎のコーデックがでてきましたな🤔https://t.co/uB8DDqUbUq
— Y0shihit0 (@ysht1234) June 2, 2023
これからSHDCコーデックの情報が出てくるのでしょうか?出てきてもらわないと困りますが。とりあえず、SHDCコーデック開発元の台湾・SYNCOMM Technologyについて調べてみたら以下のような企業でした。ハイレゾコーデックを開発しそうな企業ではあります。
※SHDCコーデック開発元の台湾・SYNCOMM Technologyについて
SYNCOMM Technologyは、台湾を拠点とする通信技術企業です。2001年に設立された企業で、主に通信およびワイヤレス技術に関連する製品の設計・開発を行っています。同社は、Bluetooth、Wi-Fi、無線センサネットワーク、モバイル通信などの分野で幅広い製品とソリューションを提供しています。
主な製品としては、Bluetoothチップやモジュール、Wi-Fiチップ、無線センサネットワーク製品などがあります。これらの製品は、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、スマートホームデバイスなど、さまざまなデバイスで利用されています。
SYNCOMM Technologyは、高度な通信技術の研究開発に取り組んでおり、製品の性能や信頼性の向上に努めています。また、顧客のニーズに合わせたカスタマイズ製品やソリューションの提供も行っています。
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