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audio-technica ATH-HL7BT 開放型Bluetoothヘッドホン レビュー情報など

Bluetoothヘッドホン

audio-technica ATH-HL7BT 開放型Bluetoothヘッドホン

オーディオテクニカは、開放型ワイヤレスヘッドホン「ATH-HL7BT」を11月12日に発売しました。オープン価格で、税込みの実売価格は約2万円。Bluetoothヘッドホンでは極めて珍しい開放型構造などの本機の特徴と、レビュー情報をお届け。

ワイヤレスヘッドホンではめずらしい開放型

最大の特徴は、ワイヤレスヘッドホンではめずらしい開放型(オープンエアー構造)の採用。有線ヘッドホンにおいて、長年開放型モデルを多数送り出し続け、ゼンハイザーと並ぶほど開放型ヘッドホンの代表メーカーと言える同社ならではの製品と言えるでしょう。

広帯域再生を実現する53mm径の大型ドライバーを搭載。53mm径の大型ドライバーは同社の本格的な有線ヘッドホンではおなじみの口径であり、このあたりにも長年のノウハウを活かせる強みを感じさせます。

重量約220gの軽量と快適な装着感

密閉型とは異なる閉塞感の少ない開放的なサウンドに加え、「ホームユースのワイヤレスヘッドホンとして最軽量クラス」を謳う重量約220gの軽量性もポイント。軽快な装着感も魅力です。

耳に触れるレイヤーはソフトなクッション材で装着性を高め、音を伝えるレイヤーは硬めのクッション材で音響パフォーマンスを高める2層構造のイヤーパッドを採用。

再生周波数帯域は5Hz~40kHz。出力音圧レベルは100dB/mW。インピーダンスは48Ω。重量は約220g。充電用USBケーブル(30cm)、3.5mmステレオミニケーブル(2m/L字)などが付属。有線ヘッドホンとしても使えます。有線ヘッドホンとしての使用時にハイレゾ対応相当の広帯域再生が可能です。

高品位DACとヘッドホンアンプを搭載

高音質を導く高品位DACとヘッドホンアンプを搭載し、迫力のある低域と美しい中高域をクリアに再現するとしています。おそらく、Bluetoothチップ内蔵のDAC・ヘッドホンアンプではなく、外付けを使うことで高音質化を図っているものと思われます。

音質面では、ソニーの360 Reality Audio認定モデルであることも特筆できるポイントです。

専用アプリ「Connect」に対応。イコライザー機能など

専用アプリ「Connect」に対応し、ヘッドホンのイコライザー設定から、音質や音量調整のステップ、音のバランスなどを自分好みにカスタマイズできるのも特徴。カスタマイズしたイコライザーを、ほかのユーザーとSNSなどで共有できるシェア機能に対応しているのは独特な機能。

対応コーデックはAACとSBC

Bluetooth 5.0準拠。対応コーデックはAACとSBC

プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPをサポート。マルチポイントに対応。ワンセグのワイヤレス視聴が行なえるSCMS-Tに対応。

電源ON/OFFや電池残量レベルを知らせる音声ガイド機能を搭載。またMEMSマイクを搭載しており、ビームフォーミングマイク技術を使うことで周囲の雑音が多い状態でもクリアな通話が行なえるとしています。ヘッドホン本体の操作はボタン式。

最大連続再生時間は約20時間で、充電時間は約1.5時間。約10分の充電で約150分間の連続再生が可能な急速充電に対応。

一般的な大手メーカー品で開放型のBluetoothワイヤレスヘッドホンは本機くらいしかない

何と言っても本機の特徴は、Bluetoothワイヤレスヘッドホンでは珍しい、開放型の採用でしょう。2021年11月現在、価格コムでBluetoothワイヤレスヘッドホンの製品カテゴリーで開放型を探してみると、本機しか見当たらないほど。アマゾンなどの中国メーカー品までは詳しくチェックしていないのでわかりませんが、どうやら一般的な大手メーカー品で開放型のBluetoothワイヤレスヘッドホンは本機くらいしかないようです。

(HiFiMANの平面駆動型ヘッドホンのDEVAおよび、後継機のDEVA Proが、開放型ハウジング構造を採る有線ヘッドホンですが、付属の専用モジュールを本体に装着することでBluetooth受信に対応するので、この2モデルも開放型のBluetoothワイヤレスヘッドホンと言えるでしょう。ただ、一般的なダイナミック型の開放型という意味ではやはり、ATH-HL7BTが現状唯一のモデルです)

追記:もう少し調べてみたら、2019年にGRADOから「世界初の開放型Bluetoothヘッドホン」として「GW100」というモデルが発売されていました。現在も税込み実売約2.8万円程度で販売されています。ただ、GW100は厳密にはセミオープン型なので、真の意味での開放型Bluetoothヘッドホンとしてはやはり、本機がまず第一に挙げられるところでしょうか。

audio-technica ATH-HL7BT レビューなど(ツイッターから)

audio-technica ATH-HL7BT レビューサイト情報

オーディオテクニカ ATH-HL7BT レビュー評価・評判
■最安価格(税込):16,373円 ■店頭参考価格帯:17,042円〜19,800円 ■価格.com売れ筋ランキング:68位 ■満足度レビュー:4.31(39人) ■クチコミ:51件 (※4月20日時点)
Amazon.co.jp

audio-technica ATH-HL7BT レビューなどから読み取れる傾向・考察

本機の購入者などのレビューを見ると、開放型ヘッドホンならではの爽快な音質への期待と賞賛、また、大型オーバーイヤータイプながら軽量による軽快な装着感にメリットを感じる向きが多いようです。

装着感については、単なる軽量化だけでなく、イヤーパッドなどを含めた全体の設計の巧みさもあって良好なようで、このあたりは有線開放型ヘッドホンのノウハウが生きているようです。

一方、室内利用が前提のため、ヘッドホンの折り畳み機構などは一切搭載しておらず、携帯しての使用を考えている人は要注意です。室内用でありながらも付属ケーブルの長さは2mで、たとえばテレビやゲーム用としては少し短いと感じる人はいるようです。自前で延長ケーブルを用意するといった対応が必要かもしれません。

音質については、Bluetoothコーデックがハイレゾ系には対応していないことも含め、Bluetoothでは圧程度それなりの品位と感じる場合もあるようです。一方、有線接続時に高品位な出力系を繋ぐと、明らかにBluetooth時よりも高音質になるのは確かなようで、ヘッドホンとしての基礎体力の高さと、それを十全には生かせていない内蔵Bluetooth回路という実情が見えてくる気がします。

現状唯一の大手メーカー製の開放型Bluetoothヘッドホンである価値

とにかく、現状唯一の大手メーカー品で開放型のBluetoothワイヤレスヘッドホンであることは大きな商品価値です。この点に着目するユーザーがそれなりにいる以上、当分はほぼ唯一の選択肢として君臨できそうです。

同社の開放型ヘッドホンの愛好家であれば気になるのは、本機が有線専用モデルのどのクラスに相当するのかという点でしょう。これについては価格と内容、購入者のレビューなどから総合して判断するに、ATH-AD500X(実売1.1万円程度)相当と考えるのが妥当と思われます。ATH-AD500Xは、開放型ヘッドホンのド定番モデルであり、開放型ヘッドホンを一つ持っておきたいという人に幅広くおすすめできる名機です。ATH-AD500Xがワイヤレスになった、と考えると、本機ATH-HL7BTの価値はとても大きいような気がします。

なお、今後、本機ATH-HL7BTの後継機や上位モデルが出るのであれば、LDACなりaptX AdaptiveなりのハイレゾBluetoothコーデックにも対応して欲しいところでもあります。

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