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foobar2000 v2.0とv1.0を比較しての違いは?レビュー情報など

ハイレゾ

foobar2000 v2.0 2023年4月についに登場!

PC用音楽再生ソフト・foobar2000が現在のv1.0系(2012年リリース)から、2023年4月26日にv2.0についにバージョンアップ。v2.0とv1.0を比較しての違いは?

foobar2000とは

foobar2000は、Windows向けの高度なカスタマイズが可能な音楽再生ソフトウェアです。無料でありながら多機能・高性能、拡張性の高さから、ハイレゾ再生を実行するような高音質志向のPCオーディオ愛好家を中心に支持されている定番ソフトです。

以下に、foobar2000の主な特徴と機能を紹介します:

カスタマイズ可能なインターフェース: foobar2000は、高度なカスタマイズが可能なユーザーインターフェースを提供します。ユーザーは、テーマ、スキン、レイアウトを自由に変更することで、自分好みの見た目と操作性を実現できます。

豊富な音楽フォーマットのサポート:foobar2000は、多くの音楽フォーマットに対応しています。MP3、AAC、FLAC、ALAC、WAV、OGGなど、さまざまな形式の音楽ファイルを再生することができます。また、CUEシートによるアルバム再生や、コンテナ形式(Matroska、MP4など)の再生もサポートしています。

オーディオエンジンの高品質再生:foobar2000は、高品質な音楽再生を提供するために、カスタムオーディオエンジンを搭載しています。エンジンには、サンプリングレートの変更、ビット深度の変更、リプレイゲインの調整など、さまざまなオーディオ処理機能が組み込まれています。

オーディオコンポーネントの拡張性: foobar2000は、プラグインやコンポーネントを使用することで、機能を拡張することができます。ユーザーは、エフェクトプラグイン、イコライザー、DSPプロセッサ、スペクトラムアナライザーなどのコンポーネントを追加し、自分のニーズに合わせた音質調整や再生機能を実現できます。

このうち、Windows標準においては、MMEドライバを使うためカーネルミキサーを通る音楽再生(つまり大幅な劣化を起こす)について、ASIOドライバー用のコンポーネントを組み込むことで、カーネルドライバーを回避可能。また、WASAPI排他モード用コンポーネントも用意されているため、WASAPIを使ってカーネルドライバーを回避することも可能な点が音質上の大きなメリットであり、foobar2000が支持されてきた理由のひとつです。

さらに、コンポーネントを追加することでDSDデータをネイティブ再生することもできるのも、とくにWindows PCでDSD再生を高音質に楽しみたいユーザーにとってありがたい機能でした。

ライブラリの管理:foobar2000は、高速で効率的な音楽ライブラリの管理機能を提供します。タグの編集や整理、カスタム検索、プレイリストの作成など、多機能なライブラリ管理ツールを備えています。

無料:foobar2000の特筆点は、これだけの内容を持ちながら、無料ということです。とくに最初にリリースされた2000年代初頭にこれだけの性能・機能を持ったハイレゾ対応再生ソフトは無料・有料問わず珍しく、存在感がありました。今日でも意外にも他のハイレゾ再生ソフトもあまり増えず、成長もそれほどでもないため、本ソフトの今後の発展も重要なところです。

foobar2000 v2.0とv1.0を比較しての違いは?

foobar2000 v2.0について、従来のv1.0と比較しての違いを中心にご紹介します。

今回のバージョンアップでは、「x64、ARMにネイティブ対応」「Windows 10とWindows 11のダークモードに対応」「標準でサポートするファイル形式の増加」などの改善が図られています。

x64、ARMにネイティブ対応

これまでx86の32bit対応のみだったfoobar2000は、V2.0で現代的なx64、ARM(ARM64EC)環境にネイティブ対応しました。Windows 11 / 10のArmプロセッサ搭載システムでも利用できるようになっています。

なお、v2.0でもx86版は残されてはいます。

Windows 10とWindows 11のダークモードに対応

また、あらたにWindows 10 (バージョン 1809またはそれ以降) とWindows 11のダークモードに対応しました。

標準でサポートするファイル形式の増加

標準でサポートするファイル形式が増加。これまでオプション扱いだったTAK、APE(Monkey’s Audio)、AC3、DTSも標準搭載されています、

パフォーマンスの改善

x64およびARMアーキテクチャは、従来の32bit環境よりも高い処理能力を持っています。そのため、foobar2000がネイティブにx64およびARM環境に対応することで、より高速で効率的な大規模な音楽ライブラリの管理や検索処理でパフォーマンスが大幅に向上しています。

ユーザーインターフェースの改善

新しいバージョンでは、ユーザーインターフェースが改良。これには、新しいテーマやスキンの追加、操作性の向上、新しいアイコンなどが含まれます。

具体的には、デフォルトユーザーインターフェイスのプレイリストビューにアルバムアートを追加、「foobar2000」伝統のメディアライブラリビュー「Facets」を再実装した「ReFacets」という新しいユーザーインターフェースも搭載しています。

foobar2000 v2.0 登場したばかりの現状

基本的にはfoobar2000は現代のPC環境に対応した順当なバージョンアップを(やっと)果たしたと言えそうです。

ただ、まだリリースされたばかりで、以下のような気になる点もあるようです。今後解消・改善されることを期待したいところです。

DSDのネイティブ再生は現状では非対応:追記:可能と判明

foobar2000 v2.0の使用感をレポートしている以下の記事で、v1.0では対応していたDSDのネイティブ再生は現状ではv2.0では非対応であるとレポートされています。高音質再生が売りのソフトですから、この対応は今後期待できると思います。

「foobar2000」がバージョン2に。ASIOやDSD再生どうなった?【藤本健のDigital Audio Laboratory】
今年4月末にWindowsのフリーウェアとして定番の音楽プレーヤー「foobar2000」がv2.0にアップデートした。2002年に誕生したfoobar 2000だが、2010年にv1.0になって以来、実に12年ぶりとなるメジャーバージョンアップとなる。

6/19追記:同じAVウォッチのサイトでDSDのネイティブ再生が可能との追加記事が公開されました。以下の記事を参考にすればfoobar2000 v2.0でのDSDネイティブ再生は可能なようです。

「foobar2000 バージョン2」でDSDネイティブ再生する方法。続報【藤本健のDigital Audio Laboratory】
前回の記事で、音楽プレーヤー「foobar2000」が12年ぶりとなるメジャーバージョンアップを図り、v2.0になったことを紹介した。その中で、WASAPI排他モードが標準状態で使えるようになったことや、従来通りコンポーネントを組み込むことでASIOドライバが組み込めること、そして、VSTプラグインを利用するためのコン...

日本語化もまだ非対応

v1.0では日本語化パッチが用意されていたfoobar2000ですが、v2.0に対応する日本語化パッチはまだ用意されていないとのこと。これは今後、登場するものと期待されます。

foobar2000 v2.0 レビュー・使い方の参考になるサイト

foobar2000 v2.0 のレビューや使い方の情報については、5chの「foobar2000」専門板が日本語サイトではやはり参考になるでしょう。

foobar2000 Part88
foobar2000 Part89

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