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東芝 REGZA E350MシリーズとC350Xシリーズを比較しての違いは?

4Kテレビ

東芝 REGZA「E350M」シリーズ 4K液晶テレビの2023年ベーシッククラス

TVS REGZAは、従来モデルよりも高い省エネ性能を備えた新しい4K液晶テレビ「E350M」シリーズ・5機種を、2023年10月20日より順次発売。価格はすべてオープン価格。シリーズのサイズラインナップと発売当初の税込み実売価格は以下のとおりです。

4K液晶「E350M」シリーズ  2023年11月10日発売
・65型「65E350M」 143,000円前後
・55型「55E350M」 121,000円前後
・50型「50E350M」 110,000円前後
・43型「43E350M」 99,000円前後

従来機「C350X」シリーズ(2020年発売)の後継機。「E350M」シリーズの内容を「C350X」シリーズと比較しての違いを交えてご紹介。

直下型LEDバックライトを採用 等速60Hz駆動など

直下型LEDバックライトを採用し、部分駆動はなし。VA/IPSなどの方式は非公表。パネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、リフレッシュレートは60Hzまでサポート。いわゆる等速駆動。「C350X」シリーズもこの内容は同等ですが、パネルは全サイズ(サイズラインナップも同じ)でVA型としていました。エントリークラスの4K液晶テレビは通常はVA型を採用していることが多いので「E350M」シリーズもVA型とは推測されますが、メーカーやシリーズによっては特定のサイズだけIPS型が混じることもあることには留意したほうがいいかもしれません。

画像エンジンは最新世代の「レグザエンジンZR」に変更

画像エンジンは「C350X」シリーズの「レグザエンジン Power Drive」から最新世代の「レグザエンジンZR」に変更。地デジやBS/CS放送はもちろん、4K放送やネット動画も高画質に楽しめるよう進化したエンジンと謳っています。

ネット動画の特製にあわせて様々な高画質化処理を行ってコントラスト精細感を向上させるとともに、ネット動画のノイズも抑制するという「ネット動画ビューティ」機能も搭載。そのほか、地デジの画質を高画質する「地デジビューティ」を採用。

「C350X」シリーズの「ネット動画ビューティLE」「地デジビューティX」からさらに向上しているものと思われます。なお、「C350X」シリーズで搭載していた「36色軸カラーイメージコントロール」は搭載されなくなっています。

明るさセンサーを搭載しており、部屋の明るさなどに応じて画質を自動調整する「おまかせオートピクチャー」機能を搭載

HDR規格への対応もより充実

HDR信号への対応はHDR10・HLG・Dolby Vision・HDR10+と、4Kテレビのベーシッククラスとしては充実しています。「C350X」シリーズのHDR10・HLG対応から着実にグレードアップしています。

「C350X」シリーズよりも高い省エネ性能を実現

新モデルの特徴が、省エネ性能。レグザでは高い省エネ性能を追求。具体的には、映像を解析してシーンに応じたバックライト制御と階調補正技術を組み合わせ。バックライト制御の適正化で消費電力を削減。

「C350X」シリーズ(2020年モデル)と比較して、年間消費電力量を約24%も削減しています。電気台の高騰している昨今ではありがたい性能です。

HDMI入力はeARCとALLMに新たに対応

HDMI入力は4つ。eARCとALLMに新たに対応しました。eARC機能を利用して、高品位な音声信号を損なわないままAVアンプやサウンドバー、映像機器などとの接続ができるようになりました。

接続するゲーム機器を自動で判別し、快適にゲームをプレイできるよう各種設定を変更する「オートゲームアジャスト」機能を搭載しているため、ALLMを手動で設定する必要がありません。表示遅延時間は約0.83msecを実現。

「レグザパワーオーディオシステム」を引き続き搭載

音声面ではいずれも自然で明瞭な音を再現する「レグザパワーオーディオシステム」を引き続き搭載。バスレフ方式のフルレンジステレオスピーカーを搭載しています。内蔵アンプの総合出力は20W(同時駆動)。ドルビーアトモスは非対応。

自然な音像定位と、リアルな音声を実現するという「レグザ サウンドプロセスVIR」放送などの音声圧縮時に失われた微小信号や高域を補完する「レグザサウンドリマスター」も引き続き搭載。人を声を際立させる「クリア音声」も引き続き搭載。

番組のジャンルに合わせて音質を自動調整する「おまかせAIサウンド」も搭載。「C350X」シリーズの「おまかせサウンド」から進化しています。

Bluetoothによる音声送信機能も新たに搭載。

ネット動画サービスに引き続き豊富に対応 DAZN対応追加

ネット接続やネット動画、ネットワークや録画機能などを司るOSについては、引き続きLinuxベースと思われるオリジナルの組み込み型。他社で採用の多いAndroid OSではありません。これはAndroid OSの動作が不安定だとか、操作後の反応が遅いなどの弱点を考慮したうえで、より快適な操作感を重視した結果のようです。もちろん、主要VODサービス視聴に対応しています。

NETFLIXやAmazon Prime Videoを始めとする各種ネット動画サービス(VOD)に豊富に対応。「C350X」シリーズで終了していたDAZNへの対応も今回復活。

リモコンにはPrime Video/NETFLIX/Disney+/ABEMA/YouTube/TVer/WOWOWオンデマンド/U-NEXT/hulu/DAZN/NHK+/Net-Visionといった各配信サービスをすぐに起動できるダイレクトボタンも用意。

好みのネット動画アプリや、HDMI接続した外部機器をユーザーが登録できる「My.Choice」ボタンも用意しており、例えば、ダイレクトボタンのない「DMM.TV」や「SPOOX」「FOD」などのアプリをMy.Choiceに割り当てることもできます。

「スクリーンミラーリング」にも新たに対応

iPhoneやiPadなど、Apple製デバイスで表示されている画面をテレビに表示できる「Apple Airplay 2」、Android端末の画面を表示する「スクリーンミラーリング」にも新たに対応。テレビでのミラーリングが外部デバイスを接続することなく、テレビの本体機能でできるようになり便利です。

また、従来どおり「Googleアシスタント」「Amazon Alexa」など音声アシスタント搭載スピーカーと連携することで、音声操作が可能になります。

「C350X」シリーズよりも4Kチューナーが1つ増えた

チューナーは、地上/BS/110度CSデジタル×2、BS/CS 4Kデジタル×2。別売のUSB HDDを接続すれば、2K、4K放送共に裏番組のシングル録画が行なえます。「C350X」シリーズよりも4Kチューナーが1つ増えたので、4K放送は視聴中の番組しか録画できないという制約がなくなりました。SeeQVault非対応。

タイムシフトリンク機能に引き続き対応。レグザタイムシフトマシン(DBR-M4010/M3010)や、タイムシフトマシンハードディスク(D-M210)などとの接続(家庭内でのLAN接続が必要)と連携しての再生操作に引き続き対応。テレビの録画機能を実質的に強化できます。

REGZA E350MシリーズとC350Xシリーズを比較しての違いのまとめ

倍速非対応で部分駆動などもないベーシックな4K液晶テレビとして「C350X」シリーズは安いながらネット動画に豊富に対応していることや、録画機能をタイムシフトリンク機能で強化できることなどが魅力でした。「E350M」シリーズでもこうした機能は継承しています。

今回、機能面では本体での4Kチューナー増加・録画機能の強化やHDR対応の拡充、HDMI eARC、ALLMへの対応あたりが大きな違いです。また、画質面も新エンジンの採用で向上していることでしょう。

ただ、機能・画質の向上のぶん、価格も上がっています。機能・画質のバランス面では「C350X」シリーズの安い実売価格も魅力かもしれません。

参考:4K液晶「C350X」シリーズ 2023年10月の実売価格(内はE350Mの発売時想定実売価格)
・65型「65C350X」 8万円程度(143,000円前後)
・55型「55C350X」 7万円程度(121,000円前後)
・50型「50C350X」 6万円程度(110,000円前後)
・43型「43C350X」 5万円程度(99,000円前後)

「E350M」シリーズで新しくなったところに魅力を感じるか、この内容でこの価格に納得できるかが、新しい「E350M」シリーズを「C350X」シリーズと比較したうえで選ぶかのポイントとなるでしょう。

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