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FiiO M15S レビュー・音質情報 無印 M15 比較・違いは?

DAP

FiiO M15S デジタルオーディオプレーヤー新モデル

FiiOはAndroid OS搭載型のデジタルオーディオプレーヤー新モデル「M15S」を2023年4月14日に発売しました。オープン価格で税込みの実売予想価格は152,900円前後。

従来モデル「M15」(2020年発売・約15万円)の後継機。

寸法は約 140×80×18.9mm、重量は約345g。1440x720P 18:9の表示解像度を持つ5.5インチの大型ディスプレイを搭載。

FiiO M15Sは、高性能なESS Technology製DACチップ「ES9038PRO」を搭載し、PCM384kHz/32bit,DSD256の再生に対応したポータブルオーディオプレーヤーです。MQAのx8デコード機能も搭載。

第4世代FPGAを中心とした「デジタル・オーディオ・ピューリフィケーション・システム」採用やQualcomm製8コアSoC「Snapdragon 660」によるスムーズな動作など、高性能な機能を豊富に搭載。FiiOカスタム仕様のAndroid 10による汎用的な利便性を備えています。

最大2TBまでのマイクロSDカードに対応、スマートフォン向け「FiiO Link」アプリとの連携、5Gと2.4G、デュアルバンドのWiFi接続が可能であるなど、充実した機能を持ち合わせています。

DAPとしても、第二世代DC給電モードや多段構成のオーディオ回路設計、2.5mm/3.5mm/4.4mmヘッドホン出力/ライン出力、5段階のゲインレベル、最大1200mWの高出力設計、そして大がかりな電源供給回路により、ピュアなサウンドを実現しています。また、DC給電モード時の効率的な放熱のため、DK3S 冷却ファンスタンドが付属しています。

さらに、Roon ReadyやUSB-DAC、Bluetoothレシーバー/トランスミッターとしても活躍可能。デジタルセンター的な使い方にも対応します。Qualcomm製「QCC5124」搭載により、ハイレゾ級Bluetoothコーデックの双方向伝送に対応しています。

Bluetooth送信対応コーデック: SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC、LHDC
Bluetooth受信対応コーデック: SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LL、LDAC、aptX Adaptive

すべてのPCM信号を2.8MHzのDSDフォーマットに変換するDSD変換モードも搭載しています。

大容量バッテリーにより、10時間前後の連続再生を実現し、クラシカルモダン・デザインで快適なグリップ性を実現しています。

※FiiO独自技術「DC給電モード」とは

付属の専用DCアダプターを使用することで、DAC部/ヘッドホンアンプ部に大電流を供給して、バッテリー駆動では困難なハイパワーでの駆動を行う技術。ハイインピーダンスの低能率ヘッドホンなど、バッテリー駆動では真価を発揮させるのが難しい機種との接続時などに効果を発揮します。第2世代になることで、さらなる大電流の供給が可能になっています。また、巨大なACアダプターを使わずに気軽にDC給電モードが使えるのも第2世代のメリットです。

また、入念な電磁波シールド機構により、デジタルとアナログ回路間の干渉を低減し、高い放熱性を確保した筐体設計と安心の保護装置を搭載しています。

FiiO M15S レビューサイト情報

FiiO M15S FIO-M15S-B [64GB] レビュー評価・評判 - 価格.com
FiiO M15S FIO-M15S-B を、価格.comに集まるこだわり派ユーザーが、デザイン・携帯性・バッテリなど気になる項目別に徹底評価!実際のユーザーが書き込む生の声は何にも代えがたい情報源です。
M15s 【FIO-M15S-B】 専門店スタッフレビュー / e☆イヤホン
イヤホン・ヘッドホンの専門店e☆イヤホンのスタッフによる製品レビュー

FiiO M15S レビュー(ツイッター)

FiiO M15S 各種レビューから読み取れる傾向

FiiO M15Sを購入した方などのレビューから読み取れる音質傾向としては、FiiOらしい情報量の豊富さと解像感の高い、ワイドレンジで現代的なサウンドを本機も備えているということでしょう。空間表現も不足はないようです。そのうえで特徴的なのは、力感に富んだパワフルさと低域の強さのようです。この低域表現は好みが分かれかねないほどのようで、いわゆるフラットな印象とは異なるようです。

FiiOとESSのDACチップの組み合わせとなると、クールで素っ気ない方向が強そうですが、意外とそうでもないようで、比較的中庸な温度感や雰囲気を持っているらしく、より万人向けの汎用性の高い音質チューニングを意識しているようです。基本的にはパワフルで低音強めではあるようですが。

上位機のM17に続いて導入された「DC給電モード」による据え置き使用時の音質は、バッテリー駆動よりも高品位に感じるユーザーが多いようで、DAPを据え置きでも使う人にとっては大きな意味がありそうです。「DC給電モード」とパワフルなヘッドホンアンプの組み合わせは難物イヤホンも鳴らす実力を備えているようで、高級イヤホンの鳴らしにくさに困っている向きにはぴったりのモデルかもしれません。

なお、PCと接続して本機をUSB-DACとして使う場合は、PC側のUSB端子がUSB PDに対応していないと、本機の「DC給電モード」のデスクトップモードは使えない仕様になっています。PC接続用USB端子と別に、第二世代DC給電用のUSB-C端子も付ければ従来型のUSBポートしか搭載していないPCでも「DC給電モード」のデスクトップモードが使えたのですが。これは次回作以降に期待する機能となりましょう。

操作性については、Android端末としてのアプリの安定性や挙動に不安定な場合もあるようで、ファームウェアでの修正や改善が必要なのかもしれません。

FiiO M15SはM15と比較してどこが違う

「FiiO M15」と「FiiO M15S」はどちらも高級なポータブルオーディオプレイヤーですが、いくつかの違いがあります。

まず、FiiO M15SはM15の後継機種で、より新しいプロセッサーとDAC/ヘッドホンアンプを搭載しています。このため、より高品質な音質を実現しています。また、M15Sには「SABRE ESS9038 Pro」DACチップが搭載されており、高精度なデジタル・アナログ変換を実現しています。

OSはM15SがAndroid 10ベースに対してM15はAndroid 7ベース。DAPが搭載するAndroid OSはあまり新しさは関係ないと思われがちですが、ストリーミングサービスのOSサポートがAndroidが古いものから打ち切られてしまうため、使い方によっては致命的になり得ます。実際、M15ではApple Musicが使えません。今後も何らかのストリーミングサービスがOSサポート打ち切りで使えなくなるかもしれません。

さらに、M15SにはM15にはない新しい機能がいくつか追加されています。また、M15SはBluetooth 5.0をサポートしており、より高速で安定した無線接続が可能です。受信も新たにaptX adaptiveをサポートしており、Bluetooth利用時の利便性が高まっています。

一方、M15は既に市場で定評があるポータブルオーディオプレイヤーの一つで、優れた音質と豊富な機能を備えています。しかし、M15Sに比べるとプロセッサーやアンプの性能がやや劣るため、より高品質な音質を求める方にはM15Sがおすすめです。

参考:従来機・FiiO M15の内容・特徴

FiiO M15Sに比べて古い・劣っていると思われる点

・旭化成エレクトロニクス初の電流出力方式フラッグシップDACチップ「AK4499EQ」を2基、左右独立構成で搭載
・第三世代となるFPGAプログラムの採用(M15Sは第4世代)
・DC電源に接続することで据え置き製品に迫る性能を発揮する「DC給電モード」は非搭載
・SoCにSamsung「Exynos 7872」を採用
・OSはAndroid 7.0ベース(Apple MusicのHi-Res Losslessオーディオ利用不可)
・ディスプレイは5.1型
・BluetoothチップにQualcomm製「CSR8675」を採用。
Bluetooth送信対応コーデック:SBC, aptX, aptX HD, LDAC, HWA
Bluetooth受信対応コーデック:SBC, AAC, aptX, aptX LL, aptX HD, LDAC
・Roon Ready非対応
・ヘッドホンアンプ部の最大出力は800mW(32Ω:バランス出力)
・バランスラインアウト非対応

FiiO M15Sに比べて勝っていると思われる点

・XMOS XUF208 USBチップを採用。USB DACとして、768kHz/32bit PCMならびにDSD512(22MHz DSD)に対応
・7490mAhもの大容量を誇るリチウムポリマーバッテリーを搭載。連続再生15時間

FiiO M15Sと同等の内容

・デジタルオーディオプレーヤーとして、384kHz/32bit PCMならびにDSD256(11.2MHz DSD)に対応
・2.5mm/3.5mm/4.4mmヘッドホン出力が可能な完全バランス設計のヘッドホンアンプ部
・「MQA」のフルデコード機能
・2基の特注仕様の日本電波工業(NDK)製超高精度水晶発振器を搭載
・OS標準搭載のサンプリングレートコンバーター(SRC)を回避
・2TB拡張ストレージ
・2.4/5GHz デュアルバンドWiFi対応
・ライン出力&S/PDIFデジタル出力
・USBオーディオ出力

FiiO M15S M15 仕様比較表

仕様FiiO M15SFiiO M15
オペレーションシステムカスタマイズ済Android OS(10ベース)カスタマイズ済Android OS(7ベース)
SoCクアルコム社製 Snapdragon 660Exynos 7872
DACチップES9038PROAK4499EQ×2
クロックNDK製フェムト・クロック水晶発振器×2NDK製フェムト・クロック水晶発振器×2
BluetoothチップQCC5124CSR8675
ディスプレイ5.5インチ(720×1440)インセル方式タッチパネルディスプレイ5.15インチ(720×1440)インセル方式タッチパネルディスプレイ
操作モードAndroid /Pure Music / USB DAC / Bluetooth受信 / AirPlay / Roon ReadyAndroid /Pure Music / USB DAC / Bluetooth受信 / AirPlay
BluetoothBluetooth送信対応コーデック: SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC、LHDC

Bluetooth受信対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LL、LDAC、aptX Adaptive
Bluetooth送信対応コーデック:SBC, aptX, aptX HD, LDAC, HWA
Bluetooth受信対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LL、LDAC
メモリ/内蔵ストレージ(ROM)4GB / 64GB(約46GBをユーザー使用可能)4GB / 64GB(約52GBをユーザー使用可能)
拡張ストレージ対応マイクロSDカードスロット×1 (最大2TBまで対応)マイクロSDカードスロット×1 (最大2TBまで対応)
寸法約 140×80×18.9mm134 x 75 x 18mm
重量約 345g307g
デジタル入/出力USB3.0 Type-C端子、3.5mm同軸デジタル出力USB2.0 Type-C端子、3.5mm同軸デジタル出力(PO共有、~384kHz-32bit/~DSD128)
対応サンプリングレート内蔵データ再生時:384kHz/32bit、DSD256(Native)
USB DACモード時:384kHz/32bit、DSD256(Native)
USB出力時:768kHz/32bit、DSD512(Native)
内蔵データ再生時:384kHz/32bit、DSD256(Native)
USB DACモード時:768kHz/32bit、DSD512(Native)
USB出力時:384kHz/32bit、DSD128(DoP/D2P/Native)
MQAx8デコード対応x8デコード対応


仕様FiiO M15SFiiO M15
ヘッドホン出力2.5mmバランスヘッドホン / バランスライン出力兼用端子
3.5mmシングルエンドヘッドホン / ライン / 同軸デジタル出力兼用端子
4.4mmバランスヘッドホン / バランスライン出力兼用端子
3.5mm ヘッドホン出力端子+2.5mmバランス出力端子+4.4mmバランス出力端子<br>3.5mm ヘッドホン出力端子 (PO/LO共有)
ボリュームコントロールボリュームノブまたはボタンコントロールによる120段階デジタルボリューム
ヘッドホンアンプ出力(最大)≥535mW (16Ω / THD+N<1% / シングルエンド出力)<br>≧1200mW (32Ω / THD+N<1% / バランス出力)<br>≧368mW (300Ω / THD+N<1%/ バランス出力)≥285mW (16Ω / THD+N<1% / シングルエンド出力)<br>≧215mW (32Ω / THD+N<1% / バランス出力)<br>≧368mW (300Ω / THD+N<1%/ バランス出力)
推奨インピーダンス8~350Ω16~150Ω (3.5mmシングルエンドヘッドホン出力)、16~600Ω (2.5mm,4.4mmバランスヘッドホン出力)
周波数応答20Hz~50kHz(-1.0dB)5Hz~90kHz(-1.0dB)
ノイズフロア≤3.2μV(A-weighted / シングルエンド出力時)≤3μV(ヘッドホンモード時)
S/N比≥122.5dB (A-weighted / シングルエンド出力時)≥121dB (ライン出力)
THD+N≦0.0005% (1kHz / 32Ω / シングルエンド出力時)0.0004%未満 (1kHz/10kΩ/ライン出力)
第二世代DC給電モード対応非対応

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